月夜の島渡り (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
3.58
  • (4)
  • (10)
  • (17)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 103
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (214ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 琉球・沖縄を舞台とした、ホラー/ファンタジー短編集。

    胡弓の調べが島に染み付いた怨霊の怨嗟の呻きを呼び起こす「弥勒節」。「クームン」「ニョラ穴」「夜のパーラー」「幻灯電車」はミステリーテイスト。「月夜の夢の、帰り道」と「私はフーイー」は時空を超えた物語。何れも面白かった。沖縄の独特な風土とホラー/ファンタジーの相性バッチリ。琉球・沖縄言葉もいい味出してる。

  • 沖縄が舞台。
    ハズレ無しの短編集。
    全体的に残酷だが一話一話が短いため、面白さだけが残る。
    昭和が舞台の作品が多く、それがまた「あったかもしれない」感をかもしだす。
    何度も生まれ変わる少女の話が特によかった。
    全体的に今回は未来につながるようになる話が多かったと思う。

著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

「2022年 『箱庭の巡礼者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

恒川光太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×