- Amazon.co.jp ・電子書籍 (195ページ)
感想・レビュー・書評
-
かつて流行ったゲテモノ料理のTV番組を彷彿とさせる「存在は知ってるけどそれを食うとは…」を
これまたレトロなRPGのファンタジー世界でシュールに描く傑作
食材となる魔物は多種多様で、無機質なさまよう鎧系の魔物ですら
生物的な解釈で食材に仕立てるなど独自解釈も秀逸
ただ、表紙がやや地味で面白そう感が希薄でやや損してるかも。
ドラゴンに食われた妹を助けに行くという当初の目的が、段々と食材探求の口実になりつつあるのが気がかり…
妹は消化されずに無事なのだろうか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キャンペーンで1.2巻半額になっていたので3巻まで読みました。
面白い。でも不思議と食べたいとは思わない。 -
ウィザードリィなんだろうけど、思い出したのは世界樹の迷宮の一作目
美味しそうなモンスターはたしかにいるよな
こう、魔力を浴びて突然変異したとかじゃなけりゃアリな気はする
ヤジロベーや悟飯も竜たべてたしね
具体的な料理法っぽいものを書くことでリアリティ出してるのが面白い
スライムはゼラチンや寒天の扱いかー…
火の魔法使っても焦げずに溶けるんだろうな
ドラゴンクエスト知られざる伝説みたいな裏設定を読んだり考えたりするのが楽しい人向けなんだろうな -
ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!! 襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!!
(2015年)
— 目次 —
#001 水炊き
#002 タルト
#003 ローストバジリスク
#004 オムレツ
#005 かき揚げ
#006 動く鎧1
#007 動く鎧2
モンスターよもやま話1 -
マルシルかわいい。
-
ダンジョンで飯を食う話.
ただダンジョンで魔物なんかを調理して食うだけの話だと思ってたんだけど
実はそうなったのには理由があったんだな.
レッドドラゴンに食われた妹を回収して蘇生するため
そういう目的があったそうです.
しかし資金難.
なので食費を切り詰めてダンジョンで生きてる魔物とか植物とかそういうのから必須栄養素を補充しようと.
で,どうせ食うなら美味いものを食べたい,と.
そういう話ですね.
しかしサラッと流されてるけど微塵切りから蘇生した例もあるから
食われた妹も回収できれば蘇生できるんじゃないか,と
そういう話.
でもウンコから蘇生できるのか?
そしてその時倒すドラゴンは食べていいものなのか.
食物連鎖的には妹を食った栄養でちょっと育ったドラゴンということで
それは間接的に妹を食ってることにならないのか.
てかどういうルールで蘇生が適用できるのか.
いろいろ気になる点はあるけども
こまけぇこたぁいいんだよ.
ダンジョンで魔物を倒して料理して食う,ただそれだけだ.
面白かった.
途中で加わった一匹の仲間が今後どうなるのかスゲー気になる. -
まさか魔物食べるとか今までゲームとかでもそういうのないから読んでて新鮮
ダンジョンに入った理由は真面目なのに、基本食材集めと調理 -
作者初の長編とのことだが、長編になっても独特のテンポは変わらず面白いが、マンネリしないかがちょっと不安。焼き動く鎧。
-
異世界設定だからこそ、普遍的な「料理とは」「食とは」「生とは」について心に深く届く。バジリスク美味しそうです