きのう何食べた?(1) (モーニングコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ドラマ版が面白いので原作を読んでみた。
    筧史朗が思った以上に原作通りだということがよくわかった。セリフもほぼ完璧にコピーしている。史朗の母親もイメージ通り。矢吹賢二はもうちょっとナヨっとしている感じもするが、ほぼそのまま。ドラマが原作をいかに忠実に再現しようとしているのかがわかる。
    そして予想通り、半分くらいはレシピ本になっている。高級食材はほとんど使わず、激安スーパーの底値を渉猟する史朗の姿がかっちょいい。こういう男性は重宝すると思わざるを得ない。

  • やっぱりよしながふみの描く食べ物って美味しそう(>ω<)この話は穏やかな話と思ってたのに、DV話出たー!痛い話は嫌ー(´Д⊂ヽ

  • 1話
    業務後も髪切ってくれるのやさしい
    2話
    スイカ半分に切ってどうやって持って帰ったんだろう
    しろさんが若いのは食生活気をつけてるからかな?
    3話
    いつも予約せずに行ってごめんなさい
    手を使う仕事だから腱鞘炎になったらまずいって気遣えるしろさん優しい
    こんにゃくってねじると味がしみこむんだ!
    4話
    美味しいパンはぜんぜん違うっていうのわかるー
    わざわざ元彼女の店に偵察にいくなんてなかなかケンちゃん情動的だな
    あの時上手くやれなくて良かったっていうの良い
    5話
    ドヤ顔でメタボリック気にしてるんで!って言うしろさん可愛い
    40代の男の見た目は痩せてることっていうのに涙
    バタ臭い顔好きなしろさん良いね
    ノンケの男は美貌をキープする気がないっていうこの視点すごいな!
    インゲン剥くケンちゃんえらい!
    6話
    おいしくいただけてよかった!
    7話
    家庭内暴力で網膜はく離おこしかけるって怖すぎ
    失明しなくてよかったよ
    8話
    色んな味のエクレアいいなぁ
    何かとゲイっぽいか気にしちゃうシロさんとお母さんの言動が一緒だった

  • 面白い。そして、ご飯がおいしそう。

  • この主人公の弁護士のお母さんの言葉に大変傷ついた。

    ‪「暴力」以外のなにものでもない。
    ただ自分が気持ち悪いというだけのことだ。
    恥ずかしいと思っているのは、お前だけだ。
    息子であろうと、他人である。
    どれほど一般的に正しいことであろうが、他人に対して一切の強要があってはならない。
    それは、「暴力」でしかない。‬
    ‪『きのう何食べた?』1巻を読んで‬

    料理がメインなのがおもしろい。

  • ドラマが始まったのでおさらいのため電子購入。何度読んでもいいわあ。

  • 青年誌『モーニング』に12年以上単発掲載され続けている作品。
    ゲイのカップルが主人公ですが、食欲と倹約ぶりに作品の熱量が偏っているため、それほど違和感なく話は進みます。

    掲載誌の関係から、男性ともちらほら話ができる作品ですが、BLともいえる内容なので、まさか人気俳優たちでドラマ化されるとは思いませんでした。
    なかなかに現実性を帯びた話なので、実写化しやすいことでしょう。

    久しぶりに読み返したら、セリフの多さに圧倒されました。
    よしながふみ氏の特徴ですが、世界観に隙がありません。

    料理などの文字の説明は、詳細すぎて一読しただけでは頭に入りづらいところもあるため、映像化されるのが楽しみです。

  • ゲイカップルの話だけどBLという感じではなく、西洋骨董洋菓子店は苦手だったという人でも、こちらは読みやすいのではないかと思う。
    一般の人の目も気になり、ゲイらしくない自分も気にしてしまうシロさんに、妙に親近感を覚えてしまった。

  • ドラマ化されると聞いて読み始めた。料理を作りたくなるし、いつもの自分の料理がちょっと恥ずかしくなる。

  • LGBTというと、偏見で色眼鏡で見られるか、人権的に擁護しなければならないと思うか、何だか両極端になることが多いような気がしている。後者の立場をとるとしても、「そういう人もいるよね(自分は違うけど)」というのが多いように思うのだが、どうなのだろうか。少なくとも、感覚的にどんな感じなのか、というのが、(「私は」)今一つよくわからない。けれど、そこをもう少し突き詰めてみないと、結局のところ真の理解にはつながらないのではないかと思ったりしている。

    男女逆転「大奥」でも知られる作者のほんわか日常系マンガ。
    ちょっと変わっているのは主人公が弁護士と美容師の男性ゲイ・カップルであること。
    付き合って3年目、すったもんだもなく、アツアツすぎもせず、いい具合に落ち着いた生活だ。ミソはこの2人の「おうちごはん」が各話の大きな部分を占める点。
    ある日の献立は、鮭とごぼうの炊き込みご飯に小松菜と厚揚げの煮びたし、作り置きの大根とほたてのなます、卵とたけのこの千切りのザーサイ炒め。おいしそうで品数も多いが、材料はスーパーの安売りであったりするし、意外に手間もかからない。
    料理担当は弁護士の筧史郎の方。イケメンだけど金には細かくナルシスト。ドライで口も悪いが、頼まれたら案外面倒見がよい。
    対する美容師の矢吹賢二は、人当たりがよく、口うるさい客にも根気よく付き合う癒し系。自分がゲイであることもこだわりなくカミングアウトする。アイスなど衝動買いしては史郎に小言を言われるけれども、それほど堪えてもいない。

    1つ1つのお話の中で、小さな事件が起こり、そして史郎がごはんを作る。
    それだけといえばそれだけであるが、ゲイの2人であるから、それにかかわる問題も多い。
    例えば家族の無理解であったり、2人の過去であったりするわけだが、あまり重くなり過ぎず、ふーん、なるほどそんなこともあるのか、と比較的軽めに読めるのがよいところだろうか。

    この巻で1話あげるとすると、7話目のDVの話だろうか。
    配偶者のDVがひどくて離婚したいという相談が持ち込まれたが、史郎のところに連れてこられた依頼人はごっつい大男。暴力をふるっているのは奥さんの方なのだという。保護を断ろうとする被害者の夫のひと言がすごい。「帰らないと女房にもっと殴られる」。これは典型的なDV被害者のセリフと気づいた史郎は彼のために手を打つことにする。
    最終的に事件が決着した後の被害者の感謝の言葉がよい。

    この話をはじめ、性別ってなんだろうか、偏見って何かな、理屈でわかっても完全には受け入れられないってどういうことだろう、と、少しずつ揺さぶりを掛けられるところはある。
    だが小難しいことを抜きに、食を中心に据えている構成もよいのだろう。なんだかんだいって、おいしいものを親しい誰かと食べて、それだけで解決することというのは、存外多いのかもしれない。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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