文藝春秋 2015年 09 月号 [雑誌]

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  • 文藝春秋 (2015年8月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910077010955

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文藝春秋 2015年 09 月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

  • 文芸春秋 芥川賞受賞作2作連載号。
    お借りして10月に読み終わっていた筈。
    単行・文庫本購入とまでは行きませんが、
    今回はチョットだけ再読しました。
    お笑い芸人が芥川賞受賞だなんて、、と思っていたら、
    本を貸してくれた方が、読んでみたら面白かったというので期待して読みました。

    【火花】又吉直樹著
    「あぁ~なるほど」という感想。
    この人は三度のご飯よりも「お笑い」の事を考えているんだろうなぁ~と思います。
    業界の上下関係や厳しい指摘などなど、お笑いの中にあるリアリティーが読んでいて伝わった。
    個人的には最後の先輩が女性に変化して行くのが少し違和感を覚えました。
    コレもネタなの?という感じ。

    選評で目についたのは「村上龍」氏の鋭い指摘。
    僕には余り好みじゃないし「長過ぎ」の言葉が目立ちましたが、グッと来たのは「致命的な欠点は無い」という一説。
    そして、又吉さんは凄い量の本を読んでいるんだろうな~と描写の細かさに実感。


    【スクラップ・アンド・ビルド】羽田圭介著
    この方は何度も芥川賞候補として名が知れていた方のようでしたが、私は一度も読んだ事がありません。
    なので、この介護問題物語を凄く陰気な気分で読んでいたのですが、後半は主人公の健人の人間らしい馬鹿馬鹿しさが目立ってきて面白くなってきました。
    祖父が「死にたい死にたい」とツブヤクので「じゃ~死ねば?」みたいな所から始まり後半戦で身内の暖かさみたいなモノを感じ取ったのかもしれません。
    最後の場面で家を出て就職して行く健人と、
    介護老人の祖父が手を振り合う場面などは、まさに其の物でした。
    火花よりもスラスラ読めてのめり込んでしまった。
    書評は「島田雅彦」氏が良かったです。
    「何でも屋羽田君と一発屋又吉君」
    ズバリ!!と思いました。

  • 第153回平成27年上半期芥川賞受賞作「火花」「スクラップ・アンド・ビルド」掲載号。
    火花の読みかけで放置していたら、次の会の芥川賞も決まっちゃったので、改めて一気読み。
    「火花」はいかにもお笑い芸人が書いたストーリーって感じるけれど、知った地名が出てきて、距離感、雰囲気がイメージしやすい。
    「スクラップ・アンド・ビルド」で、テレビに出ている羽田君って作家だったんだねと再認識。去年の夏は90過ぎの祖父が入院して健在だったから、いろいろ重なって読めなかったかも。
    選考委員の選評なんかも読めて面白い。

  • 芥川賞受賞作が掲載されているので借りて読んだ。「火花」は途中で読むのをやめようかと思うくらい、私が苦手なタイプの私小説(「僕」のモデルは作者本人ではないそうですが)ではあったが、好き嫌いはおいといてちゃんと最後まで読んだら後半けっこうおもしろかった。特に解散ライブのネタ。

    芸人さんの世界の話で、漫才についての芸論はたくさんでてくるんだけれど、肝心の漫才そのものの中身は、ネタあわせとか状況としては描かれても、どんなやりとりで笑いをとるのかごく断片的に散見するばかりで、終盤の解散ライブの描写になるまで「僕」の漫才のスタイルはほとんど見えない。冒頭ですべってる短い描写のあと、延々と観念的に語られるばかりで、なぜ先輩の神谷さんが「おもろい」というのか、どういうところが「お前の好きなようにやったらもっといい」といわせる所以なのかが、「僕」の普段の言動からはよくわからなかった。

    解散ライブの一部始終でやっと、あぁこういうことを目指してたんだ、というのがわかるのだけれど、そこに至るまでの出発点と過程のところが一人称の観念的な悩みとしてしか描かれないので、なぜこんなに陰鬱なひとが漫才師になりたいと、ここまで切実に思うんだろうというのがなんともしっくりこない。だから破天荒な師匠と我が身を比べての焦燥感とか、この小説の大事なところ(そして選考で評価されていたところでもある)が、うわすべりしているように私は感じた。あと、相方との関係性も、前半の描写では、相手にいらついているところやうまくかみあわない描写はあっても、そもそもなんでこの人とコンビ組んでいるのかほとんど描かれていないので、後半「信じてついてきてくれてありがとう」的な感動シーンがでてきても浮いちゃってる気がした。

    そういえば、帰国時にちらりとみたテレビ番組で、女優さんが作者本人の前で本のタイトルを「花火」とまちがえてつっこまれていたが、花火にはじまり花火におわるので、それはあながちまちがいというよりはちゃんと読んでいる証拠ではないかとも思った。

  • 表現力、描写力があってお笑い芸人さんとは思えなかった。登場人物(特に先輩)は、こういう人いるんだろうなと想像したことはあったけれど、かなり引いた。「お笑い」については難しかった。

  • 羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』は、真面目な純文学と見せかけてユーモア小説。祖父の風呂場での一言に笑った。
    又吉直樹『火花』は文学文学しておらず、小難しくなく読みやすい。素直な文章で感情がまっすぐに届く。真樹さんを偶然見かけるシーンとプロポーズ花火のシーンとが好き。

  • 芥川賞2作品「火花」と「スクラップ・アンド・ビルド」を読むため購入。

  • 去年の芥川賞受賞作2作品が掲載された号。芥川賞は、この文芸春秋という雑誌が主催している。受賞作は又吉直樹「火花」と羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」である。そのほか、30年前の日航機の事故の生存者の川上慶子さんのお兄さんの手記などがあり、盛りだくさんである。
    過去に芥川賞を受賞した小説で、面白いと感じたものが少なく、共感できないものも多かったが、これらの小説は引き付けられるように読んだ。従来の純文学というのがどうも現実離れしていて苦手だった。この2作とも妙にリアルだった。
    火花は、売れないお笑い芸人の主人公と、その芸人の先輩との交流を描いている。又吉氏本人がモデルではないかと思えるほど生々しい。男の友情が心底嫉妬してしまう。小説にそこはかとなく虚しさや哀しさが漂っていて、彼の持ち味なのだろう。
    スクラップのほうも、現代版「恍惚の人」というか、老人を介護する孫の視点で見た小説。祖父は口ではもう死にたいというが、強烈な生への執着も見せる。世話をする孫は、苦しまないで死んでほしいと思いながらも、今は健康な自分も将来そうなるという姿を重ねてしまう。こちらも妙にリアルで考えさせられた。
    他にも有名な作家たちが短い文章を寄せていて、この号はお得だと思う。

  • 火花に目を通しておきたくて図書館で順番待ちして借りる。関西弁の会話で交わされる文がどうにも自分には読みづらい。もう一作スクラップ・アンド・ビルドのほうがすらすらと行けた。

  • 「火花」「スクラップ・アンド・ビルド」掲載号、衝動買いしました。

  • 火花は、最後の神谷の行動が?
    スクラップは、未読

  • 「火花」又吉直樹
    「スクラップ・アンド・ビルド」羽田圭介

  • 話題の芥川賞2作を読みたく購入。
    審査員の選評はこんなにオープンに書かれるのかと感動!賞の作品よりも選評がタメになった。スクラップの読みやすさや内容は流石。次回作に期待。
    それにしても、芥川賞関連の記事は駄分が多い。普段からこのような雑誌なのだろうか?

  • 芥川賞2作。あまり面白くなかった。

  • 火花よりスクラップ〜のほうがさくさく読めた。が、後者は私も死にたくなる(笑)。

  • 秋口に多忙でようやく読了。
    芥川賞の「火花」のよさは、わからなかったなぁ。
    他には、さすが『文春』の記事が多い。

  • 単行本より,今ある雑誌の方が直ぐ読める。カワセミの表紙の文藝春秋9月号で,よく売れる~長崎から埼玉を経由して東京南西部に来た祖父の口癖は,死にたい・死んだ方がいい・早くお迎えが来て欲しいだが,母は冷淡だ。87歳の祖父が早く死んだ方が,子孫のためになるのは間違いがない。カーディーラーを7ヶ月前に退職した健斗は,筋力を弱めて寝たきりになって,薬漬け病院に入院して死期を早めるのが良いと思って,要求された用を足した方が良い。中高とスキー部の冬以外の訓練を思い出して走ったり,彼女との3度目の性交ができるように鍛え,痛みに耐えながら筋肉を鍛え,行政書士の受験勉強をし,三流大学でも中途採用してくれる会社の面接を受ける~「火花」の方が,直木賞っぽいって思うんだけど,これが直木賞かと思ったら,両方とも芥川龍之介賞でした。第153回です。介護小説ですって!

  • 芥川賞受賞の2作品、受賞者インタビュー、および選者の批評を読んだ。

    火花は、噛めば噛むほどクセになる、スルメのような小説だと思う。

    「世間を無視するということは、優しくないということと同じだ。優しくないということは、オモロないということなのだ」

    と、主人公が尊敬する先輩に引導を渡すところが最も衝撃であった。この小説の要旨はこの一文に尽きると私は思っている。

  • 芥川受賞の2作品は読み終わった。あと選評も。それ以外はいつ読むのやら。すいません。

  • 火花は後半失速した感じ。
    スクラップアンドビルドは中途半端な終わり方。

  • 火花は★★
    スクラップは★★★★

  • 平成27年10月11日読了

  • 火花 又吉直樹

  • 「火花」がすごい楽しかった。
    「スクラップ・アンド・ビルド」は最後までいけなかった。

    2015年の芥川賞受賞作2作品が読めるのはとってもお得でした。

  • 芥川賞の二作を読ませていただきました。二作も収録されているのに、1冊以下の値段で超お得です。二作ともとても面白かったです。

  • 20150923/『火花』又吉直樹 読了 ★★★ 好みはともかく、思ったより遥かに真正面から私の思う文学カテゴリとして成立していて、その点で驚いた。極めてまじめに、書けるだけのものを書いたのだろうと思う。けど、それって小説家としてあたりまえではある。この後も書くなら、今後10冊目くらいのところを読んでみたいと思った。

    20151031/『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介 読了 ★★☆ 身体性をテーマにエピソードを集めてきているのはわかるが、それを作品全体の主題に向けてまとめて来るだけの推進力というか、エネルギーの収束が足りなかった印象。完成度が不十分に感じた。

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