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- / ISBN・EAN: 4589921401586
感想・レビュー・書評
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音楽ってこういう個人の欲望のレベルのはなしじゃないんだよ、とちょっと気分の悪くなる映画。こんなのめり込みしてしまうひともいるよね。
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全体的に暗いトーンで進む。ラストのドラムシーンは確かに迫力あるものの、音楽、特にドラムに関する関心が圧倒的に足りないので全体ダラダラした印象。
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セッション・・・
だなんて、シャレてるもんじゃねぇ・・・
これ原題のままの方がイイじゃんね・・・
と言わずにいられないほどの、激しいヤツ・・・
『WHIPLASH』
その名の通り、ムチがビシッバシッビシッバシッと唸りまくる映画・・・
ジャズ映画なんだけど・・・
自由で楽しいとかクールとかシャレオツとかではない・・・
一切合切そうではない・・・
とにかく激烈な映画であり、バトルものです・・・
主人公とその先生の人となりがキレてる・・・
主人公も先生も正直イイヤツではない・・・
そもそも登場人物を好きになれないかもしれない・・・
主人公のアンドリューは偉大なジャズドラマーを目指す学生・・・
ニューヨークの名門音楽学校に入学・・・
そこで有名な先生フレッチャーに認められるべくドラムに励む・・・
フレッチャー先生に一応認められて、彼が指揮するバンドに入る・・・
やったー!と思いきや・・・
フレッチャーの異様な授業が待っていた・・・
音楽の授業というより軍隊の訓練・・・
先生というより鬼軍曹・・・
マジ恐怖・・・
その恐怖の授業がまず見モノ・・・
見ていてその場にいるかのようなヤバさを感じられる・・・
フレッチャー役のJ・K・シモンズの迫真過ぎる演技たるや・・・
まさに怪演と呼ぶべきもの・・・
ビビる・・・
で、アンドリューはその恐怖の授業を歯を食いしばって・・・
血反吐吐いて・・・
いや、反吐は吐かないけど血ぃ出しながら(マジの流血らしい)、食らいついていくアンドリュー・・・
偉大なドラマーになるのさ!伝説残すんだ!とドラム叩きまくる・・・
自分から誘ってせっかく付き合った彼女を練習の邪魔になるから、とポイ捨てする自己中過ぎるアンドリュー・・・
心許す友達もいないよう・・・
唯一、父親と絡みがあるくらい・・・
さながら孤高の人・・・
で、ある事件がキッカケでアンドリューは学校を去り、ドラムをやめることになる・・・
ある事件の時のアンドリューもヤバい・・・
いやいや、おかしいんじゃね?!となるくらいにヤバかった・・・
しばらくして、街で久々にフレッチャー先生に出会う・・・
話を聞くとフレッチャーも教壇を去っていた・・・
誰かがフレッチャーの黒い過去を学校に告げ口したため辞めさせられたのだった・・・
この時、アンドリューにフレッチャーはなぜ自分は厳しく授業していたかを語る・・・
ジャズに関するフレッチャーの熱い想いを語る・・・
結構なイイ話です・・・
見ている人は、ああ、フレッチャー本当は良いヤツじゃん、ってなる・・・
で、フレッチャーから久々にドラムやらない?今度フェスがあるんだが、良いドラマー探してるんだって誘いを受ける・・・
その誘いを受け、会場に向かうんだけど・・・
そこで思いも寄らぬ仕打ちを受ける・・・
これはドイヒー・・・
フレッチャー、本当の本当は良いヤツじゃないじゃん!!!ってなる・・・
さて・・・
そこから・・・
ラスト数分・・・
アンドリュー役のマイルズ・テラーがヤバイ・・・
ジャズの専門家からしたら大したことないのかもしれないけど・・・
一般の人が見たら息を呑む・・・
唾も飲み込む・・・
瞬きも忘れちゃうくらいの時間が訪れる・・・
鬼気迫るとはこのこと・・・
ここまで十分激烈な展開だったのに・・・
最後の最後、輪をかけて激しい数分間・・・
最後の持って行き方やるわー!
テンション最高潮のままサッと幕が下りる・・・
キレ良すぎである・・・
先生と生徒の涙涙の感動的なストーリー・・・
ではなく・・・
我と我のぶつかり合いであり・・・
激しいラッシュ合戦・・・
まさにオラオラオラ!と無駄無駄無駄!のバトル映画・・・
楽しいというより、行き過ぎ感がヤバイ・・・
でも、これもまた音楽(だけでなくて芸術全般?)の一側面か、と思わせてくれるし・・・
バカヤロー!コンチクショー!ってのも時には大事だよね、とも思わせてくれる・・・
これはヤバい・・・
うーん、でも、好み分かれるか・・・
引く人もいるでしょう・・・
私は大好物・・・ -
部活ものというか鬼教官もの。洋画では軍隊を舞台にしたものにこの手のものは多い気がする。マイルズ・テラーの存在感が圧倒的で、スパルタ式の教育スタイルを映画にしているのかと思うとそれをも逸脱して、本番でケンカしてしまう行き過ぎの世界。結果、マイルズ・テラーはクビになってしまう。その後一般人で再会することになるが、主人公を嫌ってるテラーは最初に知らない曲入れるというイジワルをするのだが、そんなことして楽団の責任者だから不可解な行動だ。単純にいい先生として描いてないのがクールでいいのかもしれないが。それをも超越していくラストの演奏は素晴らしい。ドラムでこんなにかっこいいというのは初めてかもしれない。
自信あふれた指導者、スパルタぶりの練習シーンの演出が的確で、ドラマとしてもしまって作りになっている。演奏シーンなどのアップのシーンの挿入などのカメラも見事。
アカデミー賞2015ノミネート/2015キネマ旬報海外映画ベスト・テン 7位/笠井アナ15年ベスト3 軽部アナ15年ベスト1 -
師弟の感動物語…とならない所が良かった
最後にタイトルがずーんとくる -
二人とも人格に問題大アリですね。だから、声援を送るというより、距離を置いて見てしまいました。教授も人を育てるよりも、ポストを餌にいたぶりまくるドS男でした。ラストは意外な展開で中々の見せますが、あー上手くいきませんね。監督・脚本は同一人物ですが、何か生い立ちにトラウマありとみました。
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16/03/13
魂の演奏って恐いなあ。圧巻。 -
す、すげー…、魂の殴り合いで最後ぽかーんとなった。
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熱い。男と男の闘い、魂のぶつかり合い。予想外のラスト。
引き込まれて、あっという間に終わる。 -
これは映画館で観たらフラストレーションたまりっぱなしですわ(笑)でも終盤格好良かったなあ!!!!!
プライドとか負けず嫌いとか、自分とは縁遠いものが沢山あって、理解こそ難しかったですが、これだけは言えます、格好良い。