日本のいちばん長い日 [DVD]

監督 : 原田眞人 
出演 : 役所広司  本木雅弘  松坂桃李  堤真一  山﨑努 
  • 松竹
3.28
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本棚登録 : 335
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105071193

感想・レビュー・書評

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  • 今日は映画新旧2本の「日本のいちばん長い日」を映画館とTVで観た。新作は阿南陸相、昭和天皇の懊悩する姿が主眼点。(半藤氏の考え)、旧作はむしろ反乱軍、当日出撃する特攻隊にスポットが当たり、日本が狂気から解放された文字通り長い日であったことが表現されていた。細部の台詞が同じでありながら、主張点の違いを感じた。50年を経た両作の比較が面白かった。玉音放送や原爆に関わる体験は、日本人も被害者という感情が強くなる。「深い反省」は加害者側としての態度でもありたい。

  • 娯楽映画としては面白かったです。白黒で2時間半あるけど、まったく飽きさせない。

    が、60年代になんらかの強い思いでもって制作された映画のはずなのに、「『大東亜戦争』のナラティブを娯楽として観客に消費させる」以上のものになっていない感じがしました。陸軍大臣を三船敏郎がヒロイックに演じ、宮城事件を企てた青年将校まで同情的に描かれている。さらに鈴木貫太郎はよくある「いろいろ見通しているのんびりしたお爺さん」といった雰囲気で……

    ラストに字幕で日本の受けた被害や戦死者数が出てくるのだが、本当にそれを訴えたいならもっと別の映画を作れたのでは?かっこいい軍服着た将校たちがかっこいい軍刀で戦ったり切腹したり、そういうのばっかりで本当にいいの?日本人の大多数が経験した戦争は、たぶんそうじゃないのに……。

  • 半藤氏の原作を読む機会があったので、こちらも観てみることに。終戦時の政治をざっくり、ライトに知るにはちょうどいいと思います。

    原作中のエピソードを再構成しているようですが、場面の展開や切り替えが早すぎて、、、正直なところ私はついていけなかったです。。(原作の情報でなんとか脳内補完しました)

    読破に一日費やす必要があるような原作と比べると、時間が限られているだけあってかなりあっさりしている印象を受けました。

    登場人物が生き生きと描かれていて、それぞれのキャラクターが分かりやすいです。一方で、原作にみられるような「さまざまな言動からその人柄を徐々に理解していく」ということはできないので、やや深みに欠けるように思いました。

    まずはこちらの映画をご覧になり、興味がわいたら原作を読んでみるのがオススメです!

  • 僕の生まれる1年前の1967年に生まれた作品を2015年に再び見れることになろうとは思わなかったかな。どう評価していいのかわかりませんが40年近くの時を経て再び作られた作品にある意味感動はします。

    「226」で青年将校役を演じた本木さんはキャスティングミス?なんて思いました。なんせあの軍服姿が脳裏に焼き付いているのでそんな先入観があったのですが、どちらも観直して昭和天皇役の八代目松本幸四郎さんより本木さんの方が良かったなぁ~

    「日本のいちばん長い日」
    https://www.youtube.com/watch?v=rhc5YmgJ8E8

    三船さんが演じた阿南陸軍大臣を役所さん、笠智衆さんが演じた鈴木総理を山崎さん。黒澤年男さん演じた畑中少佐を松坂君と昔の作品に遜色のないキャスティング!山崎努さんなど改めてその巧さを感じましたしね。

    ただ、戦争系の作品が少ない現代映画ではやはり軍服慣れしてないというかどこか何か違うんですよね。超えてもなければ並んでもいない…というよりも前作もいいキャストでしたから同じ作品を観ているとやはり先入観が強くなるのかな?

    でも、とてもいい演技を皆さんしてましたね

  • 別途

  • 展開も早く、無駄なセリフもなく(セリフも良い)、玉音放送に向かっていく。
    古い方の映画も見てみたい。

  • 終戦へ向かう場面を描いた映画。陸軍のクーデター未遂が描かれる。

  • 終戦前なのに全然戦争しているような雰囲気がない。
    なんと穏やかな場所なんだろう。
    本当にこんなだったのだろうか???

  • GYAOで視聴。
    岡本喜八作品も良かったけど、本作もなかなか味わい深い。何より主要キャスト以外が本格的でなかなか。特に井田中佐役の大場泰正が本当に良かった。文学座の方なんですね。こういう役者が主役の本格ドラマや映画が見たいものです。

  • 岡本監督作品と比べると現在に配慮されているな、というのがまず初めに受けた印象。そしてソフト。丁寧で、優しいので観やすい。
    昭和天皇が良かった。
    鈴木貫太郎の車窓から桜を見て言う「本土決戦となれば桜はもう咲かないな」の一言が重く響きました。

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