昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫) [Kindle]

著者 :
  • 河出書房新社
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感想・レビュー・書評

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  • 『〈ムムム〉は、庭先で両足を踏ん張って空を見上げていた。』からはじまる、心あったまる小説。

  • この本は、人の背中を押してくれる本かも。

    読みやすい文章や、個性のあるキャラ達など、入り口は入りやすいのに内容は深かった。

    家族のこと、生きるということ、死ぬということ。

    タイトルの意味がわかる一樹って話はボーイミーツガールって感じで良かった。ギフとテツコの関係性絶妙。そこに岩井が入っていくんだろうな。岩井さんも面白くていい人そう。飽きなさそう。一樹も素敵そうだけど。
    雪だるまのキーホルダーの顛末好き。

  • 設定を掴むのに時間がかかり、いつ読むのをやめようかと思いながら読み進めましたが、そこはやはり2014本屋大賞2位は伊達ではなく、いろいろな伏線や横のつながりは面白かったです。

    一つの出来事であっても、立場や視点が違えば、違った見え方がするという、主人公を中心としない展開が心地よい読了感でした。

    ドラマ化されているようなので、そっちも見てみたくなりました。
    もっと早くに読めばよかったと思える小説でした。

著者プロフィール

夫婦脚本家。ドラマ「すいか」で向田邦子賞、「Q10」「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”」で2年連続ギャラクシー賞優秀賞。他に「野ブタ。をプロデュース」等。著書『二度寝で番茶』など。

「2020年 『さざなみのよる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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