クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫) [Kindle]

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  • 確か二桁年ぶりぐらいの再読。一回通しで読んだはずだが、犯人も犯行手順もまったく覚えていない。我ながら便利な頭をしている。
    今度は記録を残すから覚えられるんじゃなかろうか。

    あらすじ:孤島に住む金持ちに呼び出されたら殺人事件が起きた。
    コナンのアレとか、金田一のソレとかでも多分通じる。

    なんでこんな構成にしちゃったのか、と前回読んだときも思ったに違いない。
    例えるなら、東京から大阪に向かうために成田に行って、海外に出て、色んな国経由して、関空に降り立つと思ったかふはははは馬鹿め船便だ! ……みたいなまどろっこしい展開になっている。素直に新幹線か羽田使って、最後だけひねれば良かっただろうに。

    まあそれでも美少年シリーズとかに比べれば、まだミステリーをやろうという意欲がかいま見える。

  • ”天才”をテーマにしたミステリ。天才や能力者の集まりで殺人が展開されるが、キャラクターは引き立っているものの、事件への対処や推理に突飛さがなく、もったいない気がした。
    同じく”天才”をテーマにしたミステリであれば、「すべてがFになる」を推す。

    トリックもおよそ解決前にわかったので、事件の内容としても突飛さに欠ける印象。
    ただ、最後に示唆される犯人の意図や登場キャラクターは個性的で面白く、次回作もいずれ読みたいと思う。

    『他人のために感情を発揮できる人間はね、何かあったときに他人のせいにする人間だからだよ。』

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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