消費税 政と官との「十年戦争」(新潮文庫) [Kindle]

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  • 2012年刊行本の文庫版。

    小泉政権〜第二次安倍政権の入口までの期間を消費税を軸に取材したものをまとめた本。

    小泉元首相は、自分の在任中は消費税を上げない述べ、結果その通りとなった。

    民主党政権末期に税と社会保障の一体改革として民・自・公が合意、消費税増税が決まった(国会を通過)。

    流れだけを言えば上記の通りだが、その過程で税財政に関する政治家・官僚の様々なやり取りがあり、そこに政治に注目する、あるいは研究する醍醐味があると思う。

    同時期に同じ著者の新刊として『財務省と政治』(中公新書)があり、あわせて読めば当時の財政・税政の政治環境をリアルに感じることができる。

  • 複雑な論点、情勢変化する中で段階的に進めるための調整。一代ではなし得ない。死屍累々で進めていくプロセス。
    ・財政規律派と上げ潮派
    ・基盤安定と機能強化
    ・景気対策と税制改革
    ・時間軸の楔

  • 読み応えあり

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著者プロフィール

日本経済新聞編集委員。1964年生まれ。東京大学法学部卒業、同年日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省を担当)、経済部(大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004年より現職。著書に『平成デモクラシー史』(ちくま新書)、『官邸主導』『経済財政戦記』『首相の蹉跌』(いずれも日本経済新聞出版社)、『消費税 政と官の「十年戦争」』(新潮社)、『財務省と政治』(中公新書)、佐々木毅氏との共編著に『ゼミナール現代日本政治』(日本経済新聞出版社)がある。

「2022年 『憲法政治 「護憲か改憲か」を超えて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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