ヒメアノ~ル 通常版 [DVD]

監督 : 吉田恵輔 
出演 : 森田剛  佐津川愛美  ムロツヨシ  駒木根隆介  山田真歩  大竹まこと  濱田岳 
  • Happinet
3.58
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感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953068834

感想・レビュー・書評

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  • 濱田岳は相変わらずスゴイね。何故にそんなに上手いんだよ。その駄目っぷり、その童貞こじらせた非モテ男っぷり…あれ、演技じゃないやろ…
    森田剛のキレキレ演技もスゴイ…振り切り過ぎ
    ムロツヨシの異次元っぷり…笑う(^_^;)

    過去のトラウマと言うか、壮絶ないじめ、虐待の成れの果て…非常に哀しい物語なんですね。

    それに誰だって我が身は可愛い、保身と言われようと降りかかる火の粉を振り払いたいのは誰しも同じですよね。それが誰かをより深く傷つけることとなってしまったとしても、誰も責めることなんて出来ないですよ。

    何故虐められるのか?
    何故そんなことになってしまったのか?
    何故誰も助けてくれないのか?
    何故、、、何故、、、

    あまりにも哀しい現実から目を背けるために脳は記憶を消したり、書き換えたりする…
    感情を閉ざすことで痛みを感じなくさせたり、
    自己防衛を計っていく。

    壮絶な過去が性格も人格も塗り替えてしまうんだよね。

    辛すぎる物語です。

  • 森田剛、濱田岳、ムロツヨシとそれぞれ演技が上手く、どういう人物なのかが佇まいだけで分かるというか、リアリティがある。
    簡単に人が殺されるのでスプラッター系に免疫がない人には不快感があるだろうし、後味も悪い。森田はホラー的な完全なモンスターではなく、壊れてしまう原因があるため少し湿り気というか現実味があるところも観る人を選ぶだろう。

  • 森田の狂気に満ちた犯行の数々は胸糞悪くなる。特に女性視点で見ると気持ちが悪い。彼は少しでも邪魔になる人間は顔色も変えず殺していく。ラスト岡田に対し「借りてたゲームを返さなきゃ」と屈託なく話す場面がある。森田は自分を裏切った岡田を憎んでいるワケではなく、仲が良かった頃のことをより鮮明に覚えていたのだ。彼がトラウマでここまで狂ってしまった過程を考えると複雑で悲しい気持ちにさせられる。ムロツヨシ演じる安藤も傍から見ると非常に気持ち悪い男だが、最後まで映画を観終えると見方が少し変わってくる。ちょっと困った人だけど悪い人じゃないんだなと。逆に他人に嫌われないよう憎まれないようひっそり生きてきた岡田は小さな人間に思えてくるから不思議だ。

  • キャストの個性が光っていた。森田剛のぶっとんだ演技もよかった。ムロツヨシも。狂気とユーモアが渾然一体となっていて、今までにない複雑な感情を味わった。

  • 2016年 日本 99分
    監督:吉田恵輔
    原作:古谷実『ヒメアノ~ル』
    出演:森田剛/佐津川愛美/ムロツヨシ/濱田岳
    http://www.himeanole-movie.com/

    暴力的な映画だと覚悟していたら、序盤は拍子抜けするほどコメディタッチ。底辺バイト生活の岡田くん(濱田岳)と、気持ち悪いんだか良い人なんだかよくわからないけどやっぱり気持ち悪くて笑える先輩安藤さん(ムロツヨシ)が、可愛いカフェ店員ユカちゃん(佐津川愛美)をめぐってすったもんだしてるゆるめの三角関係ラブコメ風。しかしその表面的な物語の下からチラチラ出てくる森田くん(←役名)の森田剛が、じわじわと不穏で、長くはない映画の中盤あたりからなんか起こる、なんか起こる、わあ!怖いよう!というタイミングでのタイトルロール。上手いなあこの構成。

    そこから一変して、凶悪な殺人鬼・森田の凶行がスタート。次々と人が殺されていく。このへんの暴力描写はかなり生々しいので要注意。今まで見た吉田恵輔監督作品からは想像もつかないえげつなさ。二か月ほど前に舞台「ビニールの城」で見たときはまあもちろん殺人鬼役ではなかったからだけど、森田剛うまいけど普通だな、宮沢りえのほうが断然いいなとか思ってたけど、この映画の森田剛の狂気は凄い。よくジャニーズ事務所がこの役OK出したな・・・。佐津川愛美ちゃんはアラサーになってもロリ系で可愛かったし、ムロツヨシは気持ち悪いけど可愛いし(笑)、濱田岳は安定の好演。

    ちょうど「ディストラクション・ベイビーズ」と二本立てで見たのでつい比較してしまうのだけれど、暴力描写のリアリティはこちらのほうが圧倒的にえぐい。しかしこちらはその暴力=森田の狂気や衝動の原因をきちんと明確にしてあるため、本来なら同情の余地などない連続殺人鬼につい同情し、あまつさえ感情移入してしまったりもする。殺人のシーン以上に目を背けたくなるような凄惨なイジメの場面、それを止められなかった後悔を抱く岡田、すべてが最後の数分の回想シーンに集約して、あやうく涙が出るところだった。人間には躊躇いなく刃や銃口を突き付けた森田が、散歩中の犬には反射的にブレーキを踏んでしまった、最後の最後で明かされた幸福だった頃の記憶の、その切なさ。

    無関係な被害者の側に立てばもちろん、森田のしたことは許されることではない。でもこの映画は「ディストラクション・ベイビーズ」とは違って、もしかして彼を救うこともできたんじゃないか、という岡田と同じ後悔を観客に感じさせる。あのようなモンスターを作り出すことに自分自身もどこかで加担してしまったのではないかと。泣いて楽になっていいタイプの映画ではないので、ぐっと胸の裡にこらえる感じ、あのラストシーンを観るために90分ちょっと残虐シーンも堪える価値はありました。原作とは違って森田くんはサイコパスではない。本当のサイコパスは人の心を壊して笑っていたあの教室にいた連中のほうでしょう。

  • 【ヒメアノ~ル】予告編
    https://www.youtube.com/watch?v=bFgLQGyKn9I

  • 役者揃いだった。濱田岳、ムロツヨシは言わずもがな、佐津川愛美の騎乗位の腰の動きがエロくて上手いw

    「お母さん、麦茶持ってきて」 庭にいる白い犬
    静かなエンディング曲  なぜか泣けてきた

  • サイコキラーすぎて観てるのしんどかった。気持ち悪い。。。森田剛やべーな、気持ち悪い。ムロに今回も癒された。
    おかあさーん麦茶ーに泣けた。グロすぎやばいなこれ。

  • ただただ怖い。
    こんなに人って殺せちゃうの?というぐらい、
    これでもかと、人が殺されていく。
    森田剛、恐るべし。
    濱田岳はじめ、ムロツヨシなど、出ている俳優陣も、すごくよかった。
    最後のシーンがなかったら、本当にただただ怖いだけの映画だったけど、
    最後の高校時代のシーンが、とてつもなく悲しかった。

  • 怖い((( ;゚Д゚)))
    とにかく怖い!!
    そしてグロい!
    見ていて辛くなる。。ムカムカする。。

    二度と見れない。見たくない。
    早く終わって欲しい。。

    と思いながら観てた。。

    後味がとても悪い。。

    でも。でも。役者さんの演技は物凄い。
    本当に演技なの?
    まるで本当にそんな人に見えてしまう。。

    「狂気」って、演技出来るものなのか。。

    ホラーは好きだけど、これはちょっとキツかった。。

    関係の無い人があまりにも簡単に殺され過ぎ。。

    そして、日本って平和だからか日頃の警戒体制が緩すぎるのだろうね。。

    あんな危ない奴に、真っ向から注意するとか危険過ぎ。

    一番怖いのは一見、普通に見えること。
    そんな人と、もし出会ってしまったら運のつきだよね、、、

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