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- / ISBN・EAN: 4547462109910
感想・レビュー・書評
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ダン・ブラウン原作の世界的ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続き、トム・ハンクスが三度、ハーバード大学教授の ロバート・ラングドンに扮したシリーズ第3弾。ハーバード大学の宗教象徴学者ラングドン教授は、数日分の記憶を失った状態で、フィレンツェの病院で目を覚ます。謎の襲撃者に狙われたラングドンは、美しい女医シエナ・ブルックスに助けられて病院を脱出。何者かから追われる身となったラングドンとシエナは、生物学者ゾブリストが人類増加問題の解決策として恐ろしい伝染病を世界に広めようとしていることを知る。そしてゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」になぞらえて計画を実行していることに気づき、阻止するべく奔走するが……。ロン・ハワード監督と主演のハンクスが続投するほか、ラングドンと共に謎を追う女医シエナ役を「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズが演じる。
「映画.com」より
現在起こっている環境破壊や気候変動などの問題を人口増加と結びつけて考えるところまでは、まぁ、納得しなくもないけど、だから人の数を減らさないといけないと信じて実行するところが、人間のエゴだなと思う.野蛮だ.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったー。相変わらず、先が読めません。これは、原作者が素晴らしいんだと思う。
ラングドン教授、いつもいつも裏切られすぎですよね…。誰が味方なのか、ほんと、最後まで分からないです。
今回の悪役、ゾブリストの考え方ですけど、○スラムの狂信者みたいですよね。
彼らとゾブリストが違うのは、信じている神の言葉の通り、行動していると信じてるか、自分を神(のようなもの)と思ってるか、の違いかな。
ゾブリストの考えが、決定的に間違ってるのは、自分だけが人類を救えると、過信していること。
そして、勝手に未来に絶望して、勝手に焦って行動しているということ。
彼程度が、世に言う天才だとしたら、それ以上の天才はこれから、いくらでも現れるのです。間違いなく。
今できる、倫理的に精一杯のことをしたら、後は後進に任せれば良かったのです。
かつて、公害が起こり水が汚れ、水俣病などが起きました。でも、何代にもわたる天才たちが必死に努力して、治療と環境改善の道を見つけました。
まだ水俣病と戦ってる人たちはいますが、新たに水俣病になる人は、日本ではほぼ居ないと言えるでしょう。
同じようなことは、世界規模であらゆる土地で、行われていることでしょう。
後進を育て、自分以上の天才を世に送り出し続ければ、例え地球の終末時計が残り1分だとしても、3秒前くらいに、なんとかなるかもしれません。
どうしても地球がダメだったら、宇宙に乗り出すかもしれないし、純粋に人類が生き残る術なら、他にもあるでしょう。
一人で考える(または、同じ考え方の人としか交流しない)、ということは、視野が狭くなる、ということでもあります。
どんな物事にも、やり方が一つしかない、なんてことはありえません。
あるやり方が失敗したら、別の方法を探ればいいだけなのです。
それがわかっていれば、犯罪もテロも、もっと減るのではないか…と思われてなりません。
http://bd-dvd.sonypictures.jp/inferno-movie/#!/ -
ロバート・ラングドン教授シリーズの第三弾。
人口爆発を抑える必要は確かだし、人間は「愛」の名で自然に逆らうことをやっていることも確か。
「難民救済」=「愛」で本来だったら食糧不足等で自然抑制されるべき人口増加を逆に促進している現実も確か。
ただ、普通の人たちが暮らしているイスタンブールで病原体を撒くことで人口を減らそうとするのは極端。
むしろ極端にしか描けない(難民キャンプで撒くとかだと露骨だし…)ネタは、ちょっとこのシリーズには向かなかったかな。 -
名門大学で宗教象徴学の教鞭をとるラングドンはイタリア・フィレンツェの病院で近々の記憶がない状態で目覚める。「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続く歴史ミステリーシリーズの第三弾。
序盤は主人公のラングドンの記憶と同様、物語が不明瞭なまま進み、自分は何者でどんな目的で動いているのか、誰が味方で誰が敵なのか、徐々にストーリーの全体像が明らかになっていく。
各国の美しい街並みや美術品の数々を写しながら、狂信的なテロリズムの正義と、歴史探究の奥深さと、ラングドンの孤独などが絡み合ってスピーディーに進む。ドキドキワクワクの娯楽作品。聡明で勇敢なシエナ役のフェリシティ・ジョーンズが美しい。 -
始まりの数分で引き込むのは邦画にはないところ。
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楽父
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20180825
飛行機内で鑑賞。
原作も読んでいて、原作とは結末が少し違うことも知っていて観ました。
原作のラストももやっとするので、一番の脅威を回避したと言う意味では映画の方が爽快感あるかも。
でも随分と熟年男女の恋愛物語に振ったので、嫌な人は嫌かもなあと思ったり…。私は嫌いではないのですが、ハッピーエンドに持ち込むのも恋愛要素もアメリカ映画っぽい!と感じました笑
撮影場所が豪華で、映像として楽しみたくて見たのでその点は申し分ありません。 -
「ダヴィンチ・コード」と「天使と悪魔」は原作を夢中になって読み、映画もそれなりに期待をもって見たものですが、さすがに飽きがきて、本作は原作も未読。
さすがに原作を読んでないので、ストーリー展開の速さには全くついていけなかったのは予想通り。典型的な巻き込まれ型ヒロイン」であるフェリシティ・ジョーンズがなぜ行動を一緒にするのかが不明だったのですが、「やっぱりなぁ」という展開に。最後の爆弾騒ぎは陳腐だし、前2作にあった、知的興奮を呼び起こす要素には乏しかったかも。
まぁでも相変わらず歴史のある遺跡めぐりのロケーションは楽しく(とりわけ最後のイスタンブールの地下貯水池(バシリカ・シスタン)は行ってみたい)、久々のダン・ブラウン・ワールド、まずまず堪能しました。 -
なんで、芸術作品に暗号を隠すかなぁ。シリーズも3作目ともなると暗号を追っての芸術品めぐりもルーティン化して新鮮さがない。主人公は関係者なので裏道を知ったりするだけでアクション能力が高いわけではない。
美術品をテーマにしているからか作品として格調があり、金もかけて一級品の映画にしているが、それが展開の重さにもなってしまってパッとしない。人口増加で人類を守るために半分を殺すというのもなんだかなぁ。