図書館の魔女 烏の伝言 (下) (講談社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • すごく面白かった「図書館の魔女」の続編も、期待通りに面白くて満足・満足。
    変わらず、密で細やかな気配りがあらゆるところに行き届いた描写とストーリー運びがすごい。

    小さな/大きな謎がぽつ、ぽつ、と出てきて、最後にマツリカによって解き明かされる流れは、爽快としか言いようがない。
    学者を机上の云々と小馬鹿にする言葉があるけれど、彼女の前ではそれは言えないよなあ、と笑ってしまう。

    そして、今回も言葉がキーワード。
    エゴンには心を温められ、また泣かされた。

    恐ろしい敵が一人出てきたので、これが次作に繋がるのか?と今からハラハラわくわくしている。

  • 前半の謎を一気に解決する。
    カロイがなぜあんなことを言ったのか?そもそもカロイとは誰なのか?
    小鼠、剛力、ニザマのミツクビなど思惑を打ち砕くのは、、、
    マツリカと剛力とのやり取りが楽しい。
    皆殺しの庄の謎さえも現場に行かずに解き明かすマツリカの洞察力が遺憾なく発揮されて全て解決へ。
    そもそもマツリカがなぜこの地にという部分は少し強引かな。
    それでもやはり面白かった。

  • 説明の長さは前作に比べマシになったが、相変わらず情景の説明が多くテンポが悪い。
    潰れた寺院で済ませろとは言わないが、情景の説明が多すぎて、逆に入ってこない。
    今回は局地的な話だし、1冊にまとめたほうが良かったと思う。
    敵がボンヤリしていたのも読むスピードが遅くなる。全ての謎には丁寧な解説付き。

    続編と言うより外伝、スピンオフですね。

  • 2017/6/7 Amazonより講談社の書籍・雑誌1万点セールにて842円にてDL購入。
    2019/1/11〜1/22

    いやあ、下巻の中盤でようやくマツリカ登場。こんなキャラだったっけ?いろいろな謎が一気に回収されていくのは気持ちよかった。続編でてるのかな?

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著者プロフィール

2013年『図書館の魔女』(第一巻~第四巻)でデビュー。デビュー作が和製ファンタジーの傑作として話題となり、「図書館の魔女シリーズ」は累計32万部を記録。著書に『図書館の魔女 鳥の伝言』(上下)がある。『まほり』は著者初の民俗学ミステリ。

「2022年 『まほり 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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