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感想・レビュー・書評
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滋賀県の料理について
愛着がある方なら
より楽しめるだろうな
大阪人の私には
聞いたこともない
料理が多くって びっくりしました
かろうじて 赤こんにゃくくらいかな
しかし郷土料理は
味のイメージもしやすい気がします
食べたことないのに
なつかしい気がしちゃう
さばさばした性格に見える
妙子さんが
せっせと黄色い服を着る理由とか
黄色いハンカチ風の展開に
くすりとさせられます詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
定年退職を間近に控えた妙子は、10年前に消えた夫の行方を探すため東京にやってきた。慣れない土地でのひょんなトラブルから、谷中にある宿泊施設、近江寮にたどりつく。個性的な管理人や常連客の貧しい食生活を見かねた妙子は彼らの食事を作り始めるが、その料理はやがて人々を動かし、運命を変えていく。そして彼女自身も――。おいしくてせつない、感動長編。
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食べることは生きること。
食べることの大切さや、夫婦であるために大切にすること、生きること。
ヨシ子さんの言葉がとても刺さりました。 -
ご飯をおいしく食べることの大切さや、ご飯がおいしければできること、広がることがあるということなど、当たり前と言えばそうだけど、改めて小説の中で疑似体験できた。
主人公は夫探しのために、必死で慣れない東京をうろついて、東京近江寮に出会うことから始まり、厨房で入寮者のために作る食事に少しずつ工夫を凝らすことが後の食堂経営につながっていくとともに、夫探しのきっかけもつかむというお話。
主人公にも近江寮の経営者にもそのほかの登場人物にもあまり共感することはなかったものの、主人公が一つ一つのできごとを過去の自分に照らして夫の失踪の原因に思いを馳せる過程に、自己反省の大切さというか、謙虚に生きることが大切だなあと思った。
食事を題材にした話は、気持ちが豊かになる気がする。
また、検索して読んでみたい。 -
心がほんわか温かくなった。
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今日本を離れているからか、めっちゃ日本食食べたくなったーーわ!
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妙子さんと安江さんのおばちゃん二人のやり取りになごみます。こんな食堂、ご近所にあったら通いたい。でてくる料理もとてもおいしそうでおなかが減ります。
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癖のある人しか出てこない。それ故に人らしさというか、リアルな人間観が滲み出ていた。前半、登場人物の凸凹は合わさること無く、反発しあっていた。個々の個々が個々に書かれる。纏まりが見えにくく、話自体にも入り込めなかった。けれども、人と人を料理で繋ぎ、癖のある人たちを結ぶようになり始める。凸凹が合わさった時、足し算じゃなくて掛け算的な効果が現れる。
前半のまどろっこしい展開からは予想できない読後感のある本でした。 -
近江料理、食べたことないけど、地方地方にある料理って故郷を離れた時に実感するのはすごくわかる。
生まれ育った九州を離れて東北で過ごした時、見たことない魚やホヤやら、衝撃だった。
次巻はご夫婦でやることになるのかしら?