- Amazon.co.jp ・電子書籍 (216ページ)
感想・レビュー・書評
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《内容のテスト》
・計画にまつわる三つの誤解とは?それの対策は?
・科学的に正しい計画の原則は?それぞれの意味は?
・計画通りに進めるための7つのテクニックは?
・計画倒れを招く4つの罠と対策は?
《感想》
計画を立てる能力は重要なものだと前から考えていたが、いざ計画を立てようとしても、良い計画が思いつかなかったり、立てたは良いが崩れてしまったりしていた。
この書籍を読む事で、これまでの自分の計画の方法が間違っていたからなのだろうと思った。
特に、「科学的に正しい計画の原則」は非常に参考になる。
行動の記録を取って、それぞれの行動にかかる具体的な時間を出して、科学的に正しい計画の原則を使って、上手くこなせるように努めたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・やるべきこと、やらないことの選別
・ものさし(時間・労力の見積もり)をもって進める。物差しがないと甘くなる。
・ログを取り、精度の高い見積もりの基準とする。
・シングルタスク→休憩のサイクル。
・優先順位付け→順番にこなす
・To do list→スケジュールにあてはめる
・MACの法則。Measurable, Actionable, Competent。やるべきことを決める原則。やりたくない仕事でもMACの観点で意見を見出す。
・if-then プランニング。意思の力不要で自動的に行動する。プランA/Bを決めておき、いかなる時も行動できるようにする。
・コーピングイマジナリー。最悪の状況を想定して対処・対策しておく。
・3C:Challenge, Controllability, Careful planning。1日を自分が考えるようにコントロールしていくことで幸福度↑
・プロセスビジュアライゼーション。具体的なプロセスをイメージすることで確実に実行できる。
・チートデイ(挫折)を前もって組み込む。息抜き・リフレッシュになる。ただし、予定しておくこと、突発的ではだめ。1回/2週程度。
・後方プランニング。ゴールから逆算して計画を立てる。
・本気で人生を変えたいならコツコツと段取りを立て、良い習慣を続けていくのみ。
・長期目標の設定、アクションを取れる目標にする。0目標だと心がおれる。 -
読んだ。以前はためになると思って読んでいたんだけどなあ。科学的うんぬん、というのが響かなくなってしまった。
これを読んで、抜本的に行動が変わるか?といったら、変わらない。俺の場合は。
ということは、読んでも読まなくてもいいという評価になる。
著者の人生の目的、「知識の最大化」にも共鳴できない。価値観が違うと、合わないと感じるのかもしれない。 -
人は自分の考えに対してポジティブ思考で語りかけるよりも、疑問形をぶつけたほうが事前の準備、段取りがうまくいく。
他人と考えるより個人で考えるほうが、オリジナリティーのあるアイデアが出る。
防衛的ペシミスト【何ごとも納得いくまで調べ十分な準備をする】段取りタイプ。
戦略的オプティミスト【根拠はなくても大丈夫と考え、すぐに動き出す】トライ&エラータイプ。 -
スケジュールに書く内容は予定より「行動内容」
予定に加えて、一つ一つの行動内容とそれにかかる予測時間を書く
終わったら実際に掛かった時間、達成度などを評価
☆1日の行動スケジュールをコントロールしよう
○挫折しないためのスケジューリング
空き時間を作ること
計画に「挫折」を組み込むこと
プロセスを複数用意し、計画に柔軟性を持たせる
短期的な目標達成に満足してしまわないこと
複数の目標を設定しないこと
○本で新たに学んだ心理学用語、原則
「どうにでもなれ効果」
→いったん段取りが崩れると計画が破綻してしまう
「MACの原則」→達成可能な目標の設定基準
①測定可能性(ゴールや目標が数値で測定可能)
②行動可能性(ゴールやプロセスを明確に把握できる)
③適格性(ゴールの達成=自分の価値観になっているか)
汎化
レアケースで失敗した経験を「何をやっても無理だ」と拡大解釈してしまうこと(原因は計画錯誤)
双曲割引
将来に向けた意思決定力は遠くなる程弱くなる性質
パーキンソンの凡俗法則
誰もが意見を言いやすい汎用的話題の議論は、本質からずれやすく時間を浪費しやすい
カラーバス効果
意識しているキーワードに関する情報を無意識のうちに集めていく心理法則 -
計画手順を体系的に説明した本というよりも、関連知識の寄せ集め本のように感じた。
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読みやすく、すぐに役立つ一冊。
本書記載のテクニックで読了後に試し始めたものは3つ。
・成功イメージを頭の中に描くのと合わせて、そこまでの細かなプロセスもイメージする
・タスクリストを作らずにスケジュールに組み込む
・移動時間にやることを決めておく
何度か読み直して、時間を大切にする著者の発想を自分に刷り込みたいと思う。