倒れない計画術 まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ! [Kindle]

  • 河出書房新社
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感想・レビュー・書評

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  • 《内容のテスト》
    ・計画にまつわる三つの誤解とは?それの対策は?
    ・科学的に正しい計画の原則は?それぞれの意味は?
    ・計画通りに進めるための7つのテクニックは?
    ・計画倒れを招く4つの罠と対策は?

    《感想》
    計画を立てる能力は重要なものだと前から考えていたが、いざ計画を立てようとしても、良い計画が思いつかなかったり、立てたは良いが崩れてしまったりしていた。
    この書籍を読む事で、これまでの自分の計画の方法が間違っていたからなのだろうと思った。
    特に、「科学的に正しい計画の原則」は非常に参考になる。
    行動の記録を取って、それぞれの行動にかかる具体的な時間を出して、科学的に正しい計画の原則を使って、上手くこなせるように努めたい。

  • ・やるべきこと、やらないことの選別
    ・ものさし(時間・労力の見積もり)をもって進める。物差しがないと甘くなる。
    ・ログを取り、精度の高い見積もりの基準とする。
    ・シングルタスク→休憩のサイクル。
    ・優先順位付け→順番にこなす
    ・To do list→スケジュールにあてはめる
    ・MACの法則。Measurable, Actionable, Competent。やるべきことを決める原則。やりたくない仕事でもMACの観点で意見を見出す。
    ・if-then プランニング。意思の力不要で自動的に行動する。プランA/Bを決めておき、いかなる時も行動できるようにする。
    ・コーピングイマジナリー。最悪の状況を想定して対処・対策しておく。
    ・3C:Challenge, Controllability, Careful planning。1日を自分が考えるようにコントロールしていくことで幸福度↑
    ・プロセスビジュアライゼーション。具体的なプロセスをイメージすることで確実に実行できる。
    ・チートデイ(挫折)を前もって組み込む。息抜き・リフレッシュになる。ただし、予定しておくこと、突発的ではだめ。1回/2週程度。
    ・後方プランニング。ゴールから逆算して計画を立てる。
    ・本気で人生を変えたいならコツコツと段取りを立て、良い習慣を続けていくのみ。
    ・長期目標の設定、アクションを取れる目標にする。0目標だと心がおれる。

  • #瞬読ブクログ部 #瞬読アウトプット
    ・モノサシ:
    すなわち計画通りできると判断できる基準を持っていない又は基準が間違っている。その為計画を軽めに見積もってしまう「計画錯誤」が起きる。自分の一日のそれぞれの行動にどれくらい時間がかかっているかを調べ、それを基準に計画すべきである
    ・シングルタスク:
    一つの作業を集中してやる方が複数並行するより集中でき効率も良い
    ・MACの法則:
    目標設定の方法のひとつ。Measurable(測定可能)、Actionable(行動可能)、Competent(自分にとって的確でやりたいことかを考える)。目標を数値化して、プロセスを具体化すれば行動しやすくなる
    ・if-thenプラニング:
    「もし~が起きたら、~しよう」と計画の失敗や遅れの善後策を練っておくと計画が実現しやすくなる
    ・チート デイ:
    事前にさぼる日を決めておく(ダイエットなどで好きに食べても良い日を決めておく)と達成へのモチベーションが維持しやすい。機関の15%相当が適切。
    ・バックアッププラン:
    予定通り実行できない場合の代用としてのプランをいくつか準備しておくと計画倒れにならない
    ・どうにでもなれ効果:
    予定通りに行かなかったことに対し「もう、どうでもいい!」と自暴自棄になること。防止方法は①長期的計画を立てる ②「~をやめる」という目標を「~をやる」にかえる ③できなかったことは考えず立ち直った回数を数える
    ・ゲーム化:
    作業をゲームに見立てて楽しさを取り組む
    ・裁量権:
    部下は「自分の判断で選択した」などと考えられるとやりがいを感じて成長する。そのようなチャンスを与えてあげる。
    ・空きのないスケジュール:
    空きのないスケジュールではひとは成長しにくい。空き時間ができてこそ新しいことにチャレンジできるチャンス。日々の行動を効率化して空き時間を作り成長につなげる

  • 読んだ。以前はためになると思って読んでいたんだけどなあ。科学的うんぬん、というのが響かなくなってしまった。

    これを読んで、抜本的に行動が変わるか?といったら、変わらない。俺の場合は。

    ということは、読んでも読まなくてもいいという評価になる。

    著者の人生の目的、「知識の最大化」にも共鳴できない。価値観が違うと、合わないと感じるのかもしれない。

  • 人は自分の考えに対してポジティブ思考で語りかけるよりも、疑問形をぶつけたほうが事前の準備、段取りがうまくいく。

    他人と考えるより個人で考えるほうが、オリジナリティーのあるアイデアが出る。

    防衛的ペシミスト【何ごとも納得いくまで調べ十分な準備をする】段取りタイプ。

    戦略的オプティミスト【根拠はなくても大丈夫と考え、すぐに動き出す】トライ&エラータイプ。

  • スケジュールに書く内容は予定より「行動内容」
    予定に加えて、一つ一つの行動内容とそれにかかる予測時間を書く
    終わったら実際に掛かった時間、達成度などを評価
    ☆1日の行動スケジュールをコントロールしよう

    ○挫折しないためのスケジューリング
    空き時間を作ること
    計画に「挫折」を組み込むこと
    プロセスを複数用意し、計画に柔軟性を持たせる
    短期的な目標達成に満足してしまわないこと
    複数の目標を設定しないこと

    ○本で新たに学んだ心理学用語、原則

    「どうにでもなれ効果」
    →いったん段取りが崩れると計画が破綻してしまう

    「MACの原則」→達成可能な目標の設定基準
    ①測定可能性(ゴールや目標が数値で測定可能)
    ②行動可能性(ゴールやプロセスを明確に把握できる)
    ③適格性(ゴールの達成=自分の価値観になっているか)

    汎化
    レアケースで失敗した経験を「何をやっても無理だ」と拡大解釈してしまうこと(原因は計画錯誤)

    双曲割引
    将来に向けた意思決定力は遠くなる程弱くなる性質

    パーキンソンの凡俗法則
    誰もが意見を言いやすい汎用的話題の議論は、本質からずれやすく時間を浪費しやすい

    カラーバス効果
    意識しているキーワードに関する情報を無意識のうちに集めていく心理法則

  • フライヤー2019/11/20 09:15

    ・一貫性の原理:計画させたことは達成したい
    →上手くいかないと自分との約束を破ったことになって,自己嫌悪に陥りやすい

    ・自分のモノサシを持つ
    →物事やタスクにかかる時間を分解して,どのくらいかかるかを理解する

    ・シングルタスクを片付けて,次のシングルタスクに
    ← マルチタスクは作業効率を40%低下させ、シングルタスクに比べて作業時間が50%長くなり、作業ミスを50%増加させる
    →シングルタスクで物事を処理する感覚を身につけるには、15分単位で1つの作業を終える「タスクフォーカス」という手法がおすすめだ。1つの作業のあいだに2、3分の休憩をはさみ、また次の15分の作業をするという具合に、1タスクずつ着実に片付けていこう。
    ⇐フロントもCSSの部分などを分けていく
    ・挫折, 失敗の可能性を計画していない
    ←確証バイアス: こうあってほしい結論を定めると、それに合致する情報だけを集め、合致しない情報は無視する傾向
    ⚠️ゴール設定の方法: MACの原則
    ←Measurable(測定可能性)、Actionable(行動可能性)、Competent(適格性)
    → 目標を数値化し、ゴールまでの道筋を明確にしつつ、目標達成が自分の価値観にもとづいているかを考える。数値化とプロセスの具体化と並行して「本当にやるべきなのか」という価値基準に照らし合わせると、感情に流されずに判断しやすい
    ⚠️ MACの原則+疑問型セルフトーク
    ←自分はできる!といった「ポジティブ思考」だけだと、脳はそれだけで目標をやり遂げたような満足感を覚えてしまい、行動を起こす前にモチベーションが下がってしまう。
    しかし「自分は本当にできるのか?」「なぜ自分はこれをしたいのか?」「どのようにするのか?」と「疑問型セルフトーク」を使うと、脳は現実的に達成可能なプロセスに目を向け、MACがより明確になっていく。

    ・計画通りに進めるテクニック: if-thenプランニング
    →もし○○が起きたらこれをすると最初に決めておく
    ← 段取りや計画が崩れそうな場面をイメージしておくと、計画倒れを防ぎやすい
    ⚠️継続させる:やめる目標をやる目標に変える
    → ダイエット中だからケーキは食べないではなく、ダイエット中だからケーキが食べたくなったら、ナッツを食べる
    ・どうにでもなれ効果から立ち直った数をカウントする
    →自分は失敗をしても立ち直ってこられた」という経験が増えていけば、次の失敗に対しても落ち着いて対処できる

    ・計画倒れを防ぐ&成長は余白から生まれる
    -日々の習慣については、なるべく細かい予定を立てる
    →いちいち何をするか考えず,実行出来るようにする
    -人はいまとは違うチャレンジをしてこそ成長する
    →いらないものを省き,新たな予定を入れていく

  • 計画手順を体系的に説明した本というよりも、関連知識の寄せ集め本のように感じた。

  • 読みやすく、すぐに役立つ一冊。
    本書記載のテクニックで読了後に試し始めたものは3つ。
    ・成功イメージを頭の中に描くのと合わせて、そこまでの細かなプロセスもイメージする
    ・タスクリストを作らずにスケジュールに組み込む
    ・移動時間にやることを決めておく

    何度か読み直して、時間を大切にする著者の発想を自分に刷り込みたいと思う。

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著者プロフィール

英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家として活動。著書は累計400万部。ビジネスや健康法、恋愛や子育てまで幅広いジャンルで人間心理をテーマにし、YouTubeや独自配信アプリ【Dラボ】にて動画配信を精力的に行っている。趣味は1日10~20冊程度の読書、猫と遊ぶこと、筋トレ。

「2024年 『ダークメンター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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