医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか? [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.91
  • (20)
  • (39)
  • (25)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 225
感想 : 48
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (230ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最上段に座る

    できるだけ暑い場所に座る
    最上段のヒーターの前。

    あぐらをかくか、体育座りをする
    足が冷たく暖まり具合にムラが出るため

    平常時の脈拍の2倍になったら出る


    サウナの途中で風呂に入ったりしてはいけない。

    息を吐きながら水風呂にはいる
    肩まで(できれば頭まで)浸かり1分ほど入る


    1セット後に必ず水分補給する。

  •  医者でもあり、日本サウナ学会代表理事でもある著者がサウナの効果を科学的に説明している。サウナに通っているので、サウナの効果を把握しておこうと本書を読んだ。

     サウナを習慣的に入ると、いいことがたくさんある。仕事の効率があがり、成果を出しやすくなる。ビジネスエリートにサウナ好きが多いのはその為。また、健康面でも効果が期待できる。

    サウナの最大の効果は「脳をスッキリ」させること
     サウナに入ったあとの脳の状態は、瞑想(マインドフルネス)に近い。多幸感を感じられ「ととのう」と呼ばれている。サウナは瞑想のように訓練することなくマインドフルネスの効果を得られる。脳をオフることができ、脳疲労を低減させる効果がある。

    サウナの科学的な効果
     サウナは入り方は、サウナ→水風呂→外気浴と行う。この順番で行った際の外気浴で「多幸感」を感じる。サウナ、水風呂という「非日常」の過酷な環境に身を置くことで、脳が危機的状況と認識する。そのとき、交感神経が活発になり、アドレナリンが多く出る。その後の外気浴で、危機から脱したと判断した脳は副交感神経が優位になる。このアドレナリンが血液に残り、副交感神経が優位という普段あり得ない状態が、多幸感を感じさせる。
     また、危機に対応するため脳は集中する。このときDMN(デフォルトモードネットワーク)が抑えられ、余計なことを考えなくなる。
     さらに、サウナで血流が増えたあと、水風呂に入ると、体の表面の血流が減り中心部の血流が増える。このとき、脳の血流も増えるため余分な物質が洗い流される。これがサウナの「脳がスッキリ」するプロセスになる。

    サウナの効果的な入り方
     サウナ→水風呂→外気浴が1セット。これを3~4セット行うといい。
     サウナを出る目安は、平常時の心拍から2倍になったら。多くの人は120bpmくらい。これは軽くジョギングした心拍数。
     水風呂は汗を流してから入るのがマナー。心拍数が平常時も戻ったら、水風呂から出る。時間にして1分ほど。冷たすぎるのと、長く入るのはNG。深部体温が冷えすぎてしまう。
     外気浴は、水風呂から出たら素早く体を拭き、イスなどに座り休憩する。体を拭くのは気化熱で冷めないようにするため。水風呂から出ると、体は魔法瓶のように熱をとじこめている状態のため寒さを感じない。5~10分休憩し、水分を補給するのを忘れず、次のセットへ。
     大切なのが、外気浴は水風呂から上がったら素早く行動すること。真正の「ととのい」タイムは約2分しかない。これは血中のアドレナリンが残っているのが2分だから。

    感想
     自分は、運動のあとよく温泉に行っていた。そこに併設されていたサウナに興味がわき試してみると、とても気持ちがよくハマってしまった。サウナで自分が感じていた「気持ちいい」という感覚は、「ととのう」と呼ばれるものだと分かった。また、運動の疲労がマイルドになることにも気づいていた。フルマラソンをした後の筋肉痛が、サウナに入ると軽減される感じがしていた。科学的にいうと、HSP(ヒートショックプロテイン)という物質が出ることで、筋肉の修復が促進されること。加えて、血流が上がり、アクティブレストと同じ効果があることだと分かった。
     最近ではサウナに習慣的に通っている。健康への効果が期待できるので、これからも続けたいと思った。

  • この本から学べること
    ・サウナの正しい入りかた
    ・サウナの絶大なメリット
    ・入ってはいけない人

    サウナに入るメリットが満載に書かれています。

    内容
    ・なぜサウナで仕事のパフォーマンスが上がるのか?
    ・医学的に正しいサウナの入り方
    ・目的別のサウナの入り方
    ・サウナドクターへのQ&A

    今まで漠然と入っていたサウナの常識が一変しました。
    科学的根拠に基づいていることはもちろん、目的別・身体別
    の入り方も網羅されています。

    読んでからサウナに行くと別世界が待っていました、
    習慣化したいものですね。

  • サウナは身体に良いと漠然と思っていたが、
    医学的な観点からしっかりとエビデンスを基に
    展開しているので素直に納得。

    サウナの効果の一部として、
    脳のリセットとか
    お風呂との違いも言葉にしてみると理解できる。


    身体にもメンタルにも良いことだらけであれば、
    投資のために毎日通うかなと考えてみる。

    それくらいして良いかもと思った本。

  • 軽度うつ病に効果的
    塩サウナは塗ったら5分程度待つ
    食事はサウナ後

  • 自身サウナ―である著者によるサウナの有用性。

    医科学的見地から、サウナの有用性を説明。
    その有用性を効率的・効果的に享受するための正しいサウナの入り方が良く理解でき、
    自身もっともっとサウナを利用したくなった。

    殊、仕事に対するポジティブな効果は看過できず、
    体調をよくする、病気になりにくくなるという面、
    公私をうまくリセットして、仕事のパフォーマンスを上げる面、
    これらがある以上、ビジネスパーソンとして利用しない手はないと感じる。

    更に本書を読んで感じたのは、何事に対しても高い関心を持ち、
    その背景を知ること、より高みを実現するためにはどこがポイントであり、
    何を押さえる必要があるのか?こうした探求意識が極めて重要であること。
    このマインドはもちろん仕事にも活きるものであり、常に意識し続けたい。

  • ビジネスパーソンの間で流行っている、正しいサウナの入り方を説明している本。どういった銭湯に行けばいいか、どのようにサウナに入ればいいか、それが体にどういった影響を与えるか、どういったエビデンスに基づいているか、といったことが詳しく書かれていて初心者には非常に勉強になった。

  • サウナについて色々知ることができた。

  • GW明けに仕事のやる気が出ず、なんとかならないものかと本屋をぶらぶらしていたら見つけた本。

    サウナの知識はゼロだったので全ての情報が新鮮だった。
    サウナでミーティングや朝サウナとか、そこまでやるのかって笑っちゃう箇所もあったけど、サウナを通じた体の変化やそれを踏まえた正しいサウナの入り方が学べたので、始める前に読めてよかった。

  • なんとなく身体に悪いと思い込んでいたが、ところがどっこいむしろ身体に良いとの話。時間でなく脈拍で計測など参考になる。

全48件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

慶應義塾大学医学部特任助教・日本サウナ学会代表理事
群馬県富岡市出身。北海道大学医学部医学科を経て、同大学院(病理学分野専攻)で医学博士号取得(テーマは脳腫瘍)。北海道大学医学部特任助教として勤務したのち渡米。ハーバード大学医学部附属病院腫瘍センターにて膵臓癌研究に従事。帰国後、慶應義塾大学医学部腫瘍センターや北斗病院など複数の病院に勤務。専門はすい臓がんを中心にした癌全般と神経変性疾患の病理診断。病理学、生理学にも詳しく、人間が健康で幸せに生きるためには、健康習慣による「予防」が最高の手段だと言うことに気づき、サウナをはじめとする世界中の健康習慣を最新の科学で解析することを第二の専門としている。サウナを科学し発信していく団体「日本サウナ学会」を友人医師、サウナ仲間と作り、代表理事として活動中。初の著書「医者がが教えるサウナの教科書」(ダイヤモンド社刊)はロングセラーに。

「2023年 『医者が教える 究極にととのう サウナ大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤容崇の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×