本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身V」 (TOブックスラノベ) [Kindle]
- TOブックス (2021年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (431ページ)
感想・レビュー・書評
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4.8
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商人ローゼマイン絶好調…!領主会議の間にも状況が変わる為、振り回させる周囲の大人達がしっかり描かれていて、貴族院での子供達の気分を味わっている様子が面白い。
どこに行き着くのか、ローゼマインのこの先が気になります。 -
面白すぎて、ほぼ一気読み。
祠巡りや、地下書庫でのジギスヴァルト王子とのやりとりまで、ローゼマインがどこまでもローゼマインらしすぎて可笑しかった。
次期ツェント候補になったことによって、ローゼマインは王の養女として中央に行くことが決まったけれど、時間を稼いで何やらしてるらしいフェルディナンドの動向も、中央騎士団長と中央神殿神官長の悪人顔コンビの企みも、相変わらずの傲慢さでまわりを振り回しているディートリンデも気になる‼️
Webで読んでいないので、書籍版が毎回本当に楽しみ。
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仲良く思っても、根本的にあちらは命令を下す側。それを愕然と感じて投げやりになっちゃうマイン。どんどん物語が佳境に入っていくのがわかります。
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書き下ろしはアドルフィーネ視点とオルタンシア視点。
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物語もクライマックスに入って来ました。ローゼマインが良い意味で暴走をしていて、この物語のタイトルにある下剋上をなそうとする展開となっています。
この辺りの話は、ウェブ版だとだいぶ駆け足で語られていたのですが、書籍本だと加筆・修正されているためか、だいぶ駆け足感が減っている気がします。複数視点の短編が入っているのが物語をじっくり語るという意味で、良いアクセントになっているのかも知れません。
あと、前巻まではローゼマインが王族に巻き込まれて大騒動になるという状況から、ローゼマインが王族を振り回しはじめる、という状況になっており、物語も佳境に入って来た感が強くなってきました。久しぶりにベンノさんの名前が出てきて、懐かしいやら心強いやら、不思議な感覚に包まれました。
なんにしても最後まであと少しという状況になってきており、書籍版で読み続けられる喜びを感じることが出来るのもあと数巻だと思うと寂しいですが、続巻が出るのを楽しみに待ちたいと思います。 -
(2021/76)待望の26巻は、ローゼマインが更に王族との関係で深みにハマる。中央神殿の狂信的な目を見せる神官長も、ますます不穏な空気を見せるし。エーレンフェストは王族からの理不尽な要請に振り回される。しかし、次期ツェント候補の第一王子ジギスヴァルトはまあ駄目だな、あれは。。脇役視点のプロローグやエピローグ、短編が結構重要なのもこれまで通りで、隅から隅まで読み零せない。待ち侘びた発売日に一気読みし、もう夏頃刊行予定の27巻が待ち遠しい。
(2022/159)領主会議中に貴族院図書館でグルトリスハイト探しをする王族のお手伝いをしていたら、自分がグルトリスハイトに一番近い位置になってしまったローゼマイン。エーレンフェストから引き離される要因となって、王族に取り込まれるための包囲網が出来上がってしまう。基本、女性の方が優秀だという印象が強いこの世界だけど(フェルディナンドは特殊過ぎる)、王族もどうもご多分に漏れないようで。今の王様は相当出来た人な感じがするんだけどな。