マツダとカープ―松田ファミリーの100年史―(新潮新書) [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
4.00
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (210ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 購入本
    マツダが今一つメジャーになっていないのは創業家のいい伝記本が無いからだと考えていたので、こういう本の発売は素直に嬉しい。やはり波乱万丈の人生を過ごしている。

    ・退任後は短期間会長を務めた後役職を退くという不文律
    ・マツダポンプの後継がOKK
    ・創業者重次郎は向洋でイカの仕入れをする家の12番目の子供
    ・養子縁組で東屋に だが好きな事をやりたい為に解消
    ・井戸水をくみ上げるポンプの特許で一儲け
    ・共同経営者から会社乗っ取りに逢い49日警察に拘留される。
    ・ロシア政府から信管を受注 事業を急拡大させる
    ・新たな事業所を地元の向洋に見つけ、話をまとめ上げて大阪に帰ると役員の離反に逢う。会社を飛び出す。
    ・室蘭日本製鋼所から土地を探していると言われ、土地を提供 株式も50%日本製鋼所が持つ
    ・長男恒次は22歳の時に片足を失い不自由な体に。でありながら社有車を持たずタクシーを利用。
    ・東洋コルクを始業
    ・オートバイもいち早く開発・生産。その後バタンコに。
    ・戦争が始まり止む無く銃の部品を作らされる
    ・妹婿の村尾氏とそりが合わず親から暇を出される。
     外に出ても活躍するのは恒次だとの判断
    ・ボールペン製造で成功 松田精密工作所 その後のデルタ工業
    ・ロータリーエンジン開発リーダーの山本 労使交渉で”本当の親なら自分が食わなくても子供に食わせるものだ”と発言
    ・元は米国留学を得てマツダに副社長として赴任
     カープ球団の社長も引き受ける。
    ・12球団の中で一つだけオーナー企業でない球団
     マツダと松田一族で70%の株を保有しているが、親会社では無い

  • タイトル「マツダとカープ」に惹かれて購入。内容的にカープにはほとんど触れられていない点がマイナス。マツダの歴史は、最近、中村尚樹著「マツダの魂」を読んでいたので新鮮味はなかったが、本書で初めてマツダの歴史に触れるのであればコンパクトに全体像が掴めるかもしれない。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

日本経済新聞社大阪本社編集委員。
1959年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。1983年、日本経済新聞入社。主に企業取材の第一線で活躍。

「2020年 『歴史に学ぶ プロ野球 16球団拡大構想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安西巧の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×