誰が真実に辿り着けたのだろうか。
中学生たちが繰り広げる学校裁判の結末や如何に。
彼らは同級生の死を、各々の中で清算する為に動き出す。
文庫版全6巻。長かったような短かったような。
以下、ネタバレ有り。(備忘録)
柏木卓也の死の何が彼らを突き動かしたのだろうか。
三宅樹里の陰謀や大出俊次の悪行に、傍観者や誰かの味方もいる。
神原和彦は柏木少年を知る人物として、要となる証言をした。罪悪感を抱えていた彼は、どこまで真実を語ったていたのだろうか。
柏木卓也の家族のその後は。
裁判の是非は付けられない。
巻末の後日談に主要人物が登場する。何かを一生懸命に成し遂げること、情熱を注いだ時間は掛替えのないものになるだろうことが伺える。
死者の無念は晴れないままだが、勇姿に隠れた残酷さは決して忘れてはならない。
いゃぁ、よく出来た中学生たちだわ。
読了。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月10日
- 読了日 : 2022年3月10日
- 本棚登録日 : 2021年11月30日
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