自分でも驚いたが、初宮部みゆきだ。
僕が図書館に毎日入り浸っていた20年くらい前、予約本ランキングで不動の1位だった本。当時は全く好みの本と思えなかったのでずっとスルーしていた。年齢とともに嗜好も変わるものだな、と。
文庫本をかみさんが持っていたので借りて読む。
ちなみにかみさんは娘にもこの本読ませてたけど、分かるのか?ドキュメンタリー的に多視点で描かれるので、感情移入がしづらく中学生には読みづらいと思うのだが…。
「競売」だの、「占有」だのと「ナニワ金融道」読んで育った世代としては懐かしい思いで読み進めた。
「住む場所」「家族」両方の意味でのイエのあり方がテーマ。バブルがはじけて、まだその後遺症の真っ只中にいる時代感がひしひしと伝わってきた。
面白かった。
宮部さんの本、他にも読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年5月16日
- 読了日 : 2020年5月15日
- 本棚登録日 : 2020年5月15日
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