旅順が肝でした。
戦争的にも作戦的にも、読み進めるモチベーション的にも(苦笑)
曠野戦の陰惨さに、ページを繰る手がどうしても止まってしまい、とうとう中断まで(しかも長め)。
それを乗り越えての読了なので、感慨もひとしおです。
曠野に比べて海の上の爽やかなことといったら!
バルチック艦隊のターンを心待ちにするほどでした。
ふつうにロジェストウェンスキー提督のファンになりましたし。
日本海海戦を迎えたときは感無量なのと同時に、寂しさもない交ぜでした。
ああ、長かった物語が終わる…と。
後半はロ提督を楽しみに読みましたが、前半は子規。
彼と真之の交友シーンはすべてよかったです。
この本のおかげで、今まで敬遠していた近代史に目覚めました。
「翔ぶが如く」も近いうちに読みたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・時代
- 感想投稿日 : 2022年2月9日
- 読了日 : 2021年11月30日
- 本棚登録日 : 2021年11月30日
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