オレたちバブル入行組 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年12月6日発売)
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「オレたちバブル入行組」池井戸潤さん

1.抜粋
「目の前の人事ひとつで全てが決まるわけではなく、人生というのは結局のところ、自分で切り開いていくものである。肝心なことは、その時々で全力を尽くし、納得できるように振る舞うことである。」

2.概要
老舗ホテルが舞台です。
二代目社長の戦略があたり、稼働率があがるも、財務部の運用失敗で大赤字に転落します。
銀行側では、継続融資をする、しないの議論とともに、金融庁の監査に対して、正常債権を主張して乗り切りたい思惑があります。

老舗ホテルの行方、金融庁の監査結果はいかに??!!

3.本書からの学び
①大企業、グループ企業が多い場合の財務政策
資産価値がある会社と少ない会社の目利き、区分を行うこと。
②貸付先の実態把握
現場観察による客足、在庫管理状況、さらには登記簿謄本確認という基本も大切であること。
③資本業務提携
どの会社と組むのか?相手方そして自社がどの領域で補完しあえるのか?
お金だけの目的だけでは企業価値には繋がりづらいこと。

④プロフェッショナル
誰の何の目的で仕事するのか?
半沢でいえば、金融業が金融業であるを目的に働いている。
そこに、組織や、ましてや、自身の保護の視座はなし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年4月16日
読了日 : 2022年4月16日
本棚登録日 : 2022年4月16日

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