2022年11月24日読了。美しい少女まりえの肖像画を描き始めた「わたし」は、周囲の人々の思惑に流されるうち奇妙な世界に旅立つことになり…。おいしい朝食を作ってセックスして女性の胸の形にこだわったりしているうちになんだかんだ奇妙な住人に導かれて穴の底の地底世界に降りて脱出を目指すことになる、と「めっちゃいつものハルキ小説やないかい!!」と叫びたくなる。要は「いつも通り・期待通りおもしろい」ということでとにかくつるつると読まされる村上小説。いろいろほのめかされる登場人物の秘密めいた情報や伏線はあまり回収されず「??」を頭に浮かべたまま読み進むことになるが、まあ人生とはそういうもの、なのかもしれない…。
読書状況:読み終わった
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その他フィクション
- 感想投稿日 : 2022年11月24日
- 読了日 : 2022年11月24日
- 本棚登録日 : 2022年11月24日
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