エイジ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2004年6月27日発売)
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感想 : 629
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「ゼツメツ少年」で登場する、ある人物の人となりを思い出すことも兼ねて再読。

主人公のエイジが少年犯罪に対して感じることについて、時間を経て彼自身の血肉になっていくのが上手く書けている。

今読んで印象的だったのは、作中で登場人物が「(赤ん坊である)俺の子供が中学生になる頃、どんな時代になってるだろうなぁ」とつぶやく描写。

連載当時が98年頃ということは、2010年台頃に想いを馳せてることになる。

こんな時代になりましたよ。
少年犯罪がニュースで取り上げられることは減ったけど、変わったこと、変わらないことってなんだろうなー、と思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 重松清
感想投稿日 : 2017年10月10日
読了日 : 2017年10月9日
本棚登録日 : 2017年10月10日

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