実在した人をモチーフにした短編10編。普通なら物語の主役にはならないような人が、小川さんの物語では主役になれる。道端に落ちている石を拾いあげて、その石が語る物語に耳をすませるかのように、ひっそりと物語は進んでいく。でも、静かなだけではなく、中には異常な、狂ったような人たちも登場する。彼らは皆、地球という星に不時着してしまった流星のような存在なのかもしれない。挿絵も物語の雰囲気にぴったり。装画はMARUUさん。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
短編
- 感想投稿日 : 2017年4月8日
- 読了日 : 2017年4月8日
- 本棚登録日 : 2017年4月8日
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