聖女の救済

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年10月23日発売)
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 こんなトリック誰も思いつかないし、思いついても実行できない、正に推理小説ならではのトリック。さらに文系なので虚数解と言われてもピンと来ない。我が家の浄水器は同じ蛇口で切替ツマミが付いているタイプだが、ここでは別蛇口の想定だろうか。同蛇口なら原水でも心理的に怖くて絶対使えない。
 被害者が殺されても仕方がないほどの女の敵なのだが、こういう男はきっと子育てでも我を通して、子どもの気持ちとかまったく考えなさそう。
 今作から小説でも内海刑事が登場するが、常に冷静な感じが良い。ドラマは柴咲コウが出ていないシーズン2は観ていないのだが、面白かったのかな?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本ミステリー
感想投稿日 : 2022年7月28日
読了日 : 2008年11月27日
本棚登録日 : 2021年4月17日

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