こざっぱりとした恋愛小説ではあるけど、主人公である花の「多趣味」「好きなものが多い」「飽き性」と言った本人が難ありと認識している性格への理解、相手である龍彦やその友人らとの関係などを深めていく様を丁寧に描いている作品だと思う。
特に龍彦との仲や信頼を、周囲の人間との会話を挟みながら時間をかけて深めていく様が好ましく思った。
花主体で物語が進んでいき龍彦が花に惹かれた理由など、龍彦側の心理描写がないのでその辺は物足りないと思うかもしれないけど、私は満足して読み終わりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月6日
- 読了日 : 2021年6月6日
- 本棚登録日 : 2021年6月6日
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