館ミステリー。叙述トリック小説。
事件自体はミステリー小説ではよくある感じ。
第一章から第十九章まであり、各章短めなので読み進められるが、スムーズに読めたのは第一章だけ。
以降、“ん?”と読みにくさを感じた。「 」の会話が多くて、誰が話してるの?って。
舞台であるロートレック荘の平面図も載っているが、これもちょっとずるくないか?と思ってしまった^^;
読者を楽しませよう的な凝った推理小説だと思う。もう一度読み直すと、騙されていることがよーーく分かる。うまい。
解説の「作者のトリックの方が、犯人のトリックより好きである」に、なるほど、面白い考え方だなと頷けた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学:作者た行
- 感想投稿日 : 2022年7月1日
- 読了日 : 2022年7月1日
- 本棚登録日 : 2022年7月1日
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