「上海香炉の謎」はたしかに地味だった(それが悪いってことじゃないけどね)けど、それからまったくかけ離れた派手さ! もうど派手なこと限りなし。そもそも「時計」の道具立て自体がもうめちゃめちゃに魅力的っ!
この人のって、密室などの「トリック」はあまりないかな、という気はするけれど。「現実の犯罪にトリックのオリジナリティは不要」とは確かにそうだしね(それ言ったら終わりかな)。それに、トリックはなくとも最後の驚きは充分すぎ。これは「上海香炉」読まずに読んじゃってもまったく問題ないし、これだけでも読んでくれ。めっちゃお奨め!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2009年12月29日
- 読了日 : 2009年12月29日
- 本棚登録日 : 2009年12月29日
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