ザ・ウーマン (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社 (2012年9月26日発売)
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本棚登録 : 142
感想 : 19
4

これこれこれーーー!!
エログロスプラッターの最高峰「オフシーズン」、その続編「襲撃者の夜」、そしてシリーズ第3作となる本書、私が敬愛するケッチャム大先生の作品、This is ケッチャム!!

ここ最近、休日の度に天空図書室へ通い、空を眺め、美しい写真集等を手にしてきました。

でも、でもですね、私の中にはしっかりと存在し続けているんです。
人混みに紛れ、静かな空間でひっそりと息を潜めていたブラックヒボが(笑)
ヒィーッヒッヒッヒッヒーーーーッ(`✧∀✧´)キラーン!

本書は本筋となる「ザ・ウーマン」とその後を描いた短編「カウ」の2部構成。

「ザ・ウーマン」はホラー映画の鬼才ラッキー・マッキーとの共作で映像化されています:;((°ө°));:

でも、出だしは大人しいんですよね(^_^;)

弁護士クリス(まぁ、こいつがなかなか胸糞悪いんです)が狩りに出た森で見つけた上半身裸の女(ウーマン)を捕らえ、自宅納屋の地下室に監禁...

そうです!!
前作「襲撃者の夜」のウーマンです!!
つまり、食人族なんです!!
「オフシーズン」バリに人肉BBQ復活か?食べて、食べて、食べ尽くす?
(((;゚Д゚)))ドキドキ

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
キンコンカンコーン♪
地下室に監禁ってだけで「隣の家の少女」と「地下室の箱」を思い浮かべた「あなた」、そうです、「あなた」は立派なケッチャムマニアです(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

そこから始まるのはクリスの家族も交えた残虐行為とレイプ…
反撃に出たウーマンはクリスの指を食いちぎり目の前で咀嚼( ・w・)ガリ、ゴキゴキゴキ...

キャ───(*ノдノ)───ァ

ってならずにキタ━(゚∀゚)σキタキタキターってなるのは私だけでしょうかσ(♡∞♡)

父親であるクリスにレイプされ妊娠までさせられた娘ペグの力も借りクリスをズタボロにし、ペグの妹であるダーリンと手を繋ぎ森へ帰っていくウーマン...そしてペグも後を追う...

そうなんです。
ウーマン生き残ってるんです!!

という訳で、後半はその後を描いた「カウ」。

今度は一転してウーマン、そしてペグ、ダーリンが共に生活する中でドナルド少年を監禁。

ドナルドと共に浜辺にいたリンダとアートはドナルドの目の前で残虐に殺されます。
殺されるだけならまだいい(良くはない)のですが、ウーマンはなんと言っても食人族、ドナルドの目の前で元友人であった人肉を貪り、ペグは拘束されたドナルドに食料として人肉を届ける...

4日目、空腹に耐え兼ねたドナルドはついに...

いや、これだけで終わる短編ではない(この後も痛くてグロいシーンがあります)ですが、全部書いちゃうとこれから手にするケッチャムファンに申し訳ない!!
...ということで、本編の感想はこのあたりまで。

久々にケッチャムらしさ全開の作品に大満足♪


ケッチャム節全開! またあの最恐の人食い女が戻ってきた!

鮮烈なデビュー作『オフシーズン』その続編『襲撃者の夜』のキャラクターを引き継ぎ、
鬼才ケッチャムが気鋭のホラー映画作家ラッキー・マッキーとともに作り上げた衝撃作。

内容(「BOOK」データベースより)

弁護士のクリスは、森でハンティングの途中、小川に浸かる上半身裸の女を見つけた。女は大怪我を負い、ひどく汚れていた。その野性丸出しの姿に魅せられたクリスは、罠を仕掛けて、女を捕らえる。クリスは自宅の納屋の地下室に女を監禁するが、それは家族をも巻き込む惨劇の始まりだった―。鮮烈なデビュー作『オフシーズン』、その続編『襲撃者の夜』のキャラクターを引き継ぎ、鬼才ケッチャムが気鋭のホラー映画作家ラッキー・マッキーとともに作り上げた衝撃作。後日譚となる短編「カウ」を併録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ケッチャム,ジャック
俳優、教師、出版エージェントなどの職業を経て、80年に『オフシーズン』で作家デビュー。本名はダラス・マイヤー。2011年、ホラー小説への貢献を讃えられ、ワールド・ホラー・コンベンションでグランドマスター・アワードを受賞

金子/浩
1958年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月13日
読了日 : 2023年11月13日
本棚登録日 : 2020年9月19日

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コメント 4件

かなさんのコメント
2023/11/14

ヒボさん、おはようございます。
ヒボさんが敬愛するJ・ケッチャム先生の作品ですね。
ブラックヒボさん、現る!!(;゚Д゚)
レビューにも熱入ってますね…!

ヒボさん、J・ケッチャム先生の作品を読むのなら
小心者で海外作家さんもあまり読めていない私でも
読めそうな作品って何かありますでしょうか??

ヒボさんのコメント
2023/11/14

かなさん、こんにちは♪

乙女にオススメは出来ません(笑)
読んだら精神やられますよ~
夜にトイレ行けなくなりますよ~
お寝しょもしちゃうかも
:;(∩´﹏`∩);:

それでもよければ、個人的にはエログロプラッター最高峰「オフシーズン」か完成度の高い「隣の家の少女」ですが...

悪魔も囁けないのがケッチャム作品です^^;

かなさんのコメント
2023/11/14

ヒボさん、ありがとうございます!
実は、読んでみるのなら「隣の家の少女」にしようかなぁ…と
思っていた私がいて、
でも、なかなか読みだせないでいました(^-^;

悪魔も囁けない、危険な作品のようですが
勇気が出たら、読んでみますね(*^^)v

ヒボさんのコメント
2023/11/14

取扱注意ですよ(⊙ө⊙)

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