読むのも苦しかった旅順攻略が、ついに二〇三高地の陥落により戦況が好転し、ようやく心が落ち着いた。その後は旅順要塞の開城やバルチック艦隊の大航海などロシア側の描写が続き、新鮮な気持ちで読めた。5巻の後半ではついに好古の騎兵隊の描写が始まり、日露戦争も佳境に入ってきたようでワクワクしてきた。乃木の爾霊山の詩や、乃木と東郷の武士道精神、新開河鉄橋爆破の際のミシチェンコの騎士道精神にはとても心を惹かれた。また、真之の心根の優しさに魅力を感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史・時代
- 感想投稿日 : 2015年4月20日
- 読了日 : 2015年4月20日
- 本棚登録日 : 2015年4月20日
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