友人から、同じく星新一さんの『ボッコちゃん』と共に勧められた作品。
宇宙人や発明など、星新一さんらしいSFの話も魅力的だったが、個人的に一番のお気に入りは、『いいわけ幸兵衛』である。
なんと、『いいわけ幸兵衛』の中にSF要素は一切登場しない。タイトルの通り、とにかく幸兵衛が巧みな話術で物事を切り抜けるだけのお話。聞き手も、読者である私も、デタラメな内容を聞かされていることはもちろん理解している。しかし、ストーリー性豊かで、非日常感溢れる「いいわけ」に、つい引き込まれてしまうのだ。
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- 感想投稿日 : 2022年4月17日
- 読了日 : 2022年4月12日
- 本棚登録日 : 2022年4月12日
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