正雪記 (新潮文庫 や 2-16)

著者 :
  • 新潮社 (1971年4月1日発売)
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本棚登録 : 94
感想 : 8
4

全1巻。
分厚い。
由比正雪。

いい。

実態がつかめなくて、
なんとなく怪しいイメージの由比正雪。
この由比正雪は熱い。弱い。しみる。

樅の木...もそうだったけど、
実態がつかめない人物を逆手に取って、
悪人にされてるのは時の為政者のせいだって構造。

だから実際の行動になってからは逆に薄く、
青年期とかの不明な時期が面白い。

最後の山場はしみます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2010年11月4日
読了日 : 2010年11月4日
本棚登録日 : 2010年11月4日

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