全2巻。
言わずと知れた浅田次郎先生の代表作。
変わり種新撰組。
ずっと読んでなかった壬生義士伝。
メジャーすぎて敬遠してた。
新撰組のマニアックな人が主役ってのは知ってたし、
なおさら。
いやあ。
すごい。
やっぱりうまいなあ。
がんがん泣かされる。
大正の世で、
主人公に関わりのあった人達にインタビューしていく形式。
過去の主人公本人の独り語りと、
現代でのインタビュー内容が交錯する構成。
あれだ。
「永遠の0」が同じような構成。
侍とは、義とは何か。
守銭奴と後ろ指を指されながら
懸命に妻子を思うラストサムライ。
斉藤一のくだりはヤバかった。
ただ、自分の読解力のなさのせいか、
本作の重要な部分に何点か疑問が残る。
え?なんで?結局なんだったの?って。
また、主人公が途中で退場したままなのも残念だったし、
インタビュワーが物語に絡まないままだったのも肩すかし。
すごい泣かされるし、心に残る物語であるが、
もうちょっと丁寧でも良かったんではと思った。
映画見たらもっと解りやすいのかな?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2015年3月30日
- 読了日 : 2015年3月30日
- 本棚登録日 : 2015年3月30日
みんなの感想をみる