史記 武帝紀 1 (ハルキ文庫 き 3-16 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2013年4月11日発売)
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本棚登録 : 574
感想 : 41
4

全7巻。
北方版史記。

久しぶりに北方版古代中国。
名前は聞いた事ある史記。
本物はどうなのか分からないけど
北方版は漢の武帝の生涯の物語。

三国志・水滸伝のような
血湧き肉躍る、豪傑達の物語ではなく、
割と淡々と、しみじみ「生」を見た作品って印象。
当然、北方版なので、
漢達の物語なんだけど、
前2作に比べると少し大人しい。
というか、大人な感じ。

スリリングで迫力ある前半と、
中盤以降、徐々に強くなる死の臭い。
真ん中に居るのが戦人でなく帝だから
死に対する想いが身近に感じたのかも。
戦で死ぬ訳じゃないから。

水滸伝より読み返す機会が多そう。
年取ってきたんだろうなあ。
きっと。
自分。

文庫版の最終巻のあとがきは
人選が違うと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2014年5月2日
読了日 : 2014年5月2日
本棚登録日 : 2014年5月2日

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