全7巻。
北方版史記。
久しぶりに北方版古代中国。
名前は聞いた事ある史記。
本物はどうなのか分からないけど
北方版は漢の武帝の生涯の物語。
三国志・水滸伝のような
血湧き肉躍る、豪傑達の物語ではなく、
割と淡々と、しみじみ「生」を見た作品って印象。
当然、北方版なので、
漢達の物語なんだけど、
前2作に比べると少し大人しい。
というか、大人な感じ。
スリリングで迫力ある前半と、
中盤以降、徐々に強くなる死の臭い。
真ん中に居るのが戦人でなく帝だから
死に対する想いが身近に感じたのかも。
戦で死ぬ訳じゃないから。
水滸伝より読み返す機会が多そう。
年取ってきたんだろうなあ。
きっと。
自分。
文庫版の最終巻のあとがきは
人選が違うと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2014年5月2日
- 読了日 : 2014年5月2日
- 本棚登録日 : 2014年5月2日
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