訳者あとがきにもあるように、昨年末から今年にかけて起こった宮崎県の口蹄疫問題と見事にかぶる内容の作品です。主人公の牧場の少女が日記形式でイギリスで起こった口蹄疫の始まりから終焉にかけてを振り返ります。ベテランの著者による安定した作品です。東北の震災でも言えることですが、家畜、とはいえ大切に育てた生き物を生かしておけなくなった畜産農家の姿に胸が痛みます。
今年度の課題図書とのこと。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国の児童書・YA
- 感想投稿日 : 2011年7月1日
- 読了日 : 2011年6月5日
- 本棚登録日 : 2011年7月1日
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