文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2002年9月5日発売)
3.96
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本棚登録 : 6745
感想 : 552
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画図百鬼夜行 火を吹く子供をはく糸で操る蜘蛛女の絵 絡新婦。
正に、子孫に絡み付いた蜘蛛の糸をたどりながら、事件の中央にいる絡新婦を探し出す。
今までの京極堂の中で、一番好きだったと思う。
(どれも未消化だから、断言はできませんが。)
幾つかの事件を幾つかの方面から追い解決していく今までの流れと少し違う。絡み合った事象を分かちながら、その全ての血の根源を見極める。
宗教のどんでん返しは、前作にもあったけど、ない知識で読んでて混乱するので、辛い。
京極堂曰く、
“僅かでも興味を持ったら最後なのだ”
恐ろしいですね。次も読みますね。
登場人物だけでなく、今までの事件もところどころで触れてくるので、読む順番は大切です。
この作品は、なぜかすっきりおさまった気がするのは、関口くんがうろつかなかったからかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説 
感想投稿日 : 2023年10月20日
読了日 : 2023年10月20日
本棚登録日 : 2023年7月2日

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コメント 16件

土瓶さんのコメント
2023/10/20

俺も、俺も。
シリーズの中でこれが一番好きだ。

次は「塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」ですね。
あまりに長すぎてとうとう一冊でまとめきれず上下巻になってしまった話です。

あの「織作茜」も……。
そして関口が!!

乞うご期待^^



順番はこの後

 「塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」本編6作目

「百鬼夜行 陰」短編集

「百鬼徒然袋 雨」短編集

「今昔続百鬼 雲」短編集

「陰摩羅鬼の瑕」本編7作目

「百鬼徒然袋 風」短編集

「邪魅の雫」本編8作目

「百鬼夜行 陽」短編集

「今昔百鬼捨遺 月」短編集

「鵺の碑」←17年振り最新作

だと思う。

おびのりさんのコメント
2023/10/20

本編だけいく。
土瓶さん、京極堂に特化ですかあ。
あと、いつかの再読のために、分冊版集めとかないと。

土瓶さんのコメント
2023/10/20

「百鬼徒然袋 雨」と「百鬼徒然袋 風」は、あの榎木津が主人公のお話しですぜ。
各3篇ずつの中編集。

おびのりさんのコメント
2023/10/20

うーんん。
綾辻さん始めちゃったしなあ。
来年は耽美路線の予定なんですよねえ。
まあ、読むか。

みんみんさんのコメント
2023/10/20

ブックオフで取り寄せ中♪やっと見つけた!!
1番面白いのか…期待大だわ\(//∇//)\

なおなおさんのコメント
2023/10/20

この表紙、めっちゃ怖いですよね( ;꒪⌓꒪;)…以前ブックリストにあげてしまった一冊です。
先月、電車内で私の目の前で立ち寝していた色白の女性のメイクがこのような感じでした。
ぎょっとしましたよ(;"°'ω°'):

おびのりさんのコメント
2023/10/20

なおなおさん、せっかくなので読みましょ。
土瓶師匠、京極堂啓蒙活動中なんですよ。

なおなおさんのコメント
2023/10/20

一冊読んだんですよ。
しかし次の本がレンガの本なのです…
どうしよう……╭( ๐_๐)╮

土瓶さんのコメント
2023/10/20

迷ったら読めばいーさー♪
















あ、師匠ではないです(◞‸◟)

みんみんさんのコメント
2023/10/26

今、絡新婦読み始めたんだけど…
前の事件の登場人物やら細かいところ忘れて笑
また姑獲鳥から読み直したい(꒪⌓︎꒪)

みんみんさんのコメント
2023/10/26

相関図作りたい…(゚-゚*;)(;*゚-゚)

おびのりさんのコメント
2023/10/26

それは、後期高齢者あたりにしよう

おびのりさんのコメント
2023/10/26

私はもう見ないで読んだけど、ネットに相関図作ってくれている人いるよ。
あと人物検索とかもある。
土瓶さんの方が詳しいかな。

みんみんさんのコメント
2023/10/26

調べながら読もう_φ(・_・

土瓶さんのコメント
2023/10/26

そうそう。
相関図が欲しいよね。

雑誌ダヴィンチの10月号に京極夏彦特集が載ってて、そこに百鬼夜行シリーズ全作ガイドってのがあって、登場人物の相関図とか年表やら地図とかあるかなと期待したんだけど、載ってなかったな。

うらすじ程度の情報と文庫の厚みと重量は記載されてたが(笑)
「絡新婦の理」は52ミリ、623グラムだそうだ。
「姑獲鳥の夏」が23ミリ、288グラムだから2倍ちょっとだね^^

特集はインタビューばっかでつまんなかったな。
相関図的な資料が欲しかったのに。
著者の話とか、まるで興味ないです。
あくまで作品がすきなので。

相関図といえば巷説百物語シリーズの方は、かなり詳しい相関図が付いてる。あれは助かるわ。
新刊本だからかな?
百鬼夜行シリーズも新刊本のほうには付いてたりして。
でも、税込みで約4千円だからね~。さすがにきつい。

人物相関図もそうだけど、地名がわからないときがよくあってね。
関口やら京極堂たちって、作中で過去の事件を場所で言うじゃない。
雑司ヶ谷は「姑獲鳥の夏」
伊豆は「狂骨の夢」
箱根は「鉄鼠の檻」
って、具合に。そこがなんかわかりずらい。

全然詳しくないわ~。

みんみんさんのコメント
2023/10/26

そうなの!地名でいうの!
やっぱ相関図作る_φ(・_・

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