富豪刑事 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1984年1月12日発売)
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本棚登録 : 2427
感想 : 262
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大富豪の父を持つ刑事・神戸大助が、湯水のようにお金を使って事件を解決する推理小説仕立てのエンターテーメント。トリックだって金で解決する振り切ったミステリー。
父親は、過去悪徳を重ね富を得た事を後悔していて、息子が正義の為に、資金を使う事に、大喜び。全面協力体制。刑事・大助のキャラも良いの。温厚でいたって健全。愛車がキャデラックで、多少高級スーツを着用するけど。金銭感覚が幅広いというだけ。
好みは、“密室の殺人事件”のような、赤字会社作るためにエキスパート集めてダンピングしまくるも、結局黒字化してしまい、父が憤怒するパターン。ドラマ化では、このパターンを多用してたと思う。
原作は4編それぞれお金の使い方を変えて苦心されている。
時代設定を変えれば、永遠にエンターテーメント。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年7月2日
読了日 : 2022年7月2日
本棚登録日 : 2022年7月2日

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コメント 4件

土瓶さんのコメント
2022/07/03

おびのりさん。こんにちは~^^
著者名を見て「えっ!?」ってなりました(笑)

おびのりさんのコメント
2022/07/03

土瓶さん、こんにちはー。
今日ね、エンブリヲ綺譚読了するよ!

で、なぜ、え?
知らなかったのかしら?
昨日別の方が、時をかける少女にコメントくださって、細田監督の原作って思っていたとか。
もはや、筒井康隆は時代小説なのか?

土瓶さんのコメント
2022/07/03

うん。最近の新鋭作家さんかと思ってた。
テレビでコマーシャルしかみたことなかったけど。
テレビでやってたよね?
 
「時をかける~」はもちろん知ってた。
どっちかというと原田知世さん世代ですから^^
と~き~を~駆ける少女~♪

おびのりさんのコメント
2022/07/03

新しいアニメやってたらしい。
知らなかったです。
深田恭子さんの、富豪刑事は、見ましたね。
宝くじ高額当選する為に、発行宝くじ全部購入ってのが面白かった。

原田知世さんがラストに大人になって、待っていることも忘れて、待ってるってシーンが好きだったです。

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