少しずつ事が起こってくる中巻。もちろん星5つの面白さだったのですが、上巻と同じ感想も書けないし、上巻ってどんな感想書いたっけ・・・と読み返すと、めっちゃいいこと書いてる、わたし(笑)上巻の感想にすでにこの小説の全てが書いてある気がする。中巻に起こったいちばんの事は、大政奉還。今まで読んだ小説、見たドラマでは、慶喜ってあまり良く描かれてなかったけど、司馬遼太郎さんの認識としては割と名君なのね。まあ、「無血」がいちばん素晴らしいと今の私の感覚だとそう思うし、だからこそ「血が足りない」と最後へんな方向に走った西郷はちょっと違うとも思う。(うけうり)そう考えると、長岡藩、河井継之助が選んだ道は正しかったのか否か。「家を守る」ことも大事だが、それにとらわれず「民が死なないか、苦しまないか」を考えることも大事。さて下巻、どうなるのでしょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年4月30日
- 読了日 : 2016年4月30日
- 本棚登録日 : 2016年4月21日
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