ｅｍｉ's本棚

個人的には星５と迷うぐらいでした。
途中から、あれ？っと思いつつ、ラストで「そういうこと！」っていうビックリがありました。
『方舟』にも驚きましたが、こちらは読後感の良い驚きでした。

安定の石田衣良著、IWGPのシリーズ。
ドラマを観て以来、マコトは長瀬君、タカシは窪塚君でイメージがついたので、読んでいてもまるで長瀬君の声が聞こえてくるようで。

前もって情報をほとんど得ない状態で読み始めて、ミステリーなのかと思っていたら、終盤、主人公が○○したのには驚いて笑ってしまった。そういうお話だったのね。

結局、ゾーイの行方は？　後半、唐突だし、なんだかすっきりしなかったです。

その多大な労力と情熱と、人としての正しさを追い求める姿勢に対して☆５にしました。

内容は、私がこれまで全く知らなかった事実。衝撃を受けると同時に、人の性、日本という資源を持たない国の過去と、今後の在り方等々、様々なことを考えさせられました。

タイムリミットが迫る中、死者が増えていき、犯人はわからない。はらはらしながらの展開で、最後は想像を超えていました。

誰かがその場に残らないと他の者は救われないから（他の者を救うために誰かが残らないとならない）、殺人犯に残ってもらい他者を助けてもらう、という設定がちょっと引っかかりました。人を殺すような人が、助けるかなぁって。まぁ、そこが肝（きも）だったわけですが。

読みやすく、いくつかの謎が並行して進んでいき飽きさせないのですが、最後の最後が、あーーーって（笑）　個人的には、きちんと犯人が捕まる形で解決してほしかった。

是非とも完結まで読みたいです。

夢を追うこと、夢破れたようでいてそこから歩き出せば世界がまた開けていくこと。
先輩芸人は前へ進めているのだろうか。

読みやすく、「今」の空気が盛り込まれていて、楽しい読書時間が過ごせました。
ただ、私にとっては、犯人は唐突な感じがして、その点が微妙でした。

令和の時代になっても、どこかでひっそりこういう村がまだあるかもと思わせる筆致でした。
しきたりと濃密すぎる人間関係、独特で特殊な小さな世界。
ストーリーも意外な展開で面白かったです。

奇想天外な設定で面白かったです。
特に「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」は気に入りました。
次作が楽しみな作家さんです。

中でも「九人病」印象深かったです。

えっ？

とても読みやすく、さすがだなと感じました。

安楽死の現状についても、いろいろ知ることができて、興味深く読みました。

ハシビロコウ、夢と現実、新型インフルエンザ、
いろいろタイムリーでした。
楽しい作品。
「短期的には非難されても、大局的には大勢の人を救うほうを選ぶべきじゃないの」

まったり、のんびりした気持ちになりました(^^)

十二国記の噂は見聞きしていたので、初めて手にとって読み始めました。ファンタジーだと思っていたので、ホラー感満載なのに戸惑っていますが、これからシリーズを読み進めようと思っています。

舞台はほとんどが学校と家、ちょっと海という感じですが、その限定された場で起きることが怖すぎて、ゾクゾクしながらあっという間に読み終わりました。

最近、年齢のせいか、人の名前がすんなり記憶できず、この人誰だっけ？状態で何度も確認しながらでしたが、最後まで楽しく読み切ることができました。

正義が勝って良かった！

☆５にしようかと悩みました。

最後に希望と絶望が交錯して、つらかった。

事件が起きたところの描写、車に詳しくないのでイメージしづらくて何度も読み返してしまいました。
あと、最後、活躍した女性刑事がどうなったかについて触れてほしかったな。

まー、犬が出てきて活躍する時点で、私としては☆一つは＋されててしまうので。

マギーが出てくる続編は、すぐに入手して読む予定。

面白い！のですが、


犯人が～。
その点だけを除けば、というか、もったいない！！です。

終盤まで犯人がわからず、そういう意味では読み進む推進力になったのですが、描かれてきた性格と、犯行の間の距離が広い感じで、なんとなく騙されたような気分にも。

★４にするか迷ったのですが、どうにも後味がよろしくないので……。