概ねタイトル通りの内容ではあるのだが、新書らしく内容も薄い。題材は『堺と琵琶湖周辺という経済拠点を抑えていたから金があった』『長篠の戦いは戦術ではなく、経済力の差による勝利だった』『寺は金と権力持ってたから敵対した』『交通の便のいいところに城を作って城下町を発展させた』『税の取り方を一本化したから農民ウケは良かったはず』などなど。わかりやすくはあるのだが、単純化しすぎてるせいで信憑性に欠ける。
また、出典の多くが信長公記とされているが、その正確性が検証されないまま全て事実として引用されているのも気になる。
本書の内容の全てを鵜呑みにしないよう気をつけさえすれば、軽く楽しむことはできる一冊。
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- 感想投稿日 : 2015年5月27日
- 読了日 : 2015年5月27日
- 本棚登録日 : 2015年5月27日
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