スプートニクの恋人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2001年4月13日発売)
3.51
  • (1042)
  • (1817)
  • (3309)
  • (369)
  • (80)
本棚登録 : 18307
感想 : 1500
4

あちら側とこちら側。
何か大切なものが損なわれたとき、もうそれは今までの自分ではなくなる。
そして何度も「寂寥」という単語がでてくるように表す僕の孤独。
『これだけ多くの人々がこの世界に生きていて、それぞれに他者の中になにかを求めあっていて、なのに我々はここまで孤絶しなくてはならないのだ。何のために?この惑星は人々の寂寥を滋養として回転しつづけているのか。(p.272)』
個人的にだけどラストはとても好きな終わり方だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 村上春樹
感想投稿日 : 2023年8月3日
読了日 : 2023年8月3日
本棚登録日 : 2023年8月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする