ベトナム戦争前夜の60年代後期、まだ同性愛が精神病扱いされていた米国。女の子との付き合い方に違和感を覚えるぼくが初めて恋を自覚したのは、大統領選挙のボランティアで出会った大学生の青年だった…。当時の風俗と政治が描かれる中で恋をして身も心も結ばれていく少年たちが初々しく、その一方で同性愛への不理解と悲劇も匂わされる。米国ゲイ文学黎明期の一作とのことだけど、時代性を考えながら読めば、今でも十分いける作品じゃないかな。
読書状況:読み終わった
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仕事で読んだよ
- 感想投稿日 : 2015年4月3日
- 読了日 : 2015年4月3日
- 本棚登録日 : 2015年3月20日
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