隠蔽捜査 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2008年1月29日発売)
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感想 : 625
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7から読み始めて面白かったので、最初から読もうとシリーズを集めました。
最初から読むと、周囲が言うように「変人」というしか無い。強烈なエリート意識、常に相手をキャリアかノンキャリアで見る。長男にも東大に行くことを求めて、私大を辞めさせて浪人させる。娘には政略結婚を勧める。それでいて家庭のことは妻任せ。これだけだと嫌な人になってしまうが、行動は原理原則通り。ブレが無い。自分が間違っていると分かれば躊躇なく修正する。それが明確なので読んでいてスッキリする。
この本でも迷いは確かに有ったが、最後は正しい方向に邁進している。降格人事となってしまったが、次の大森署長での舞台が楽しみになる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理小説
感想投稿日 : 2024年4月9日
読了日 : 2024年4月9日
本棚登録日 : 2024年4月9日

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