陰惨な背景なのに軽く読める。序盤こそ面白く感じた描写は、何度と同じ言い回しを繰り返されうっとうしく感じる。終盤になると展開が変わってくる。次々と事件解明へのキーが明らかになるが、急に暗さを帯びてくるので違和感を覚えずにいられない。トリックは面白いと思うが、無駄に大きいため反応は鈍った。「羊」についてのうんちくの多さだけが印象に残った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本格ミステリ
- 感想投稿日 : 2005年8月7日
- 読了日 : 2005年8月7日
- 本棚登録日 : 2005年8月7日
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