人間ホラー系かと思ったら、安定の企業小説でした。
部長が部下にそんなに情報漏らしていいんかいとか、ちょいちょい出る疑問は押し込めて、勧善懲悪のスッキリな小説です。
東京にいると、確かに周りは名無しの権兵衛さんばかりです。そういう人たちと何かのきっかけでちょっと話をするだけで仮面が取れるというか、色彩が出てくるんですけどね。
匿名性の怖さを改めて思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月9日
- 読了日 : 2016年1月9日
- 本棚登録日 : 2016年1月9日
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