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月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)
- ロバート・A.ハインライン
- 早川書房 / 2010年3月15日発売
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読みごたえ十分。読み味良し。
文句なしに面白かった。
本当に「人工知能」という言葉すらなかった時代に書かれたのか?と思えるくらいリアリティがあって、現代の私たちにも受け入れられる設定だった。
そして革命の中心メンバーの3人がまた魅力的なキャラクターを持っている。
強い信念、大胆な行動力、忍耐、仲間を思いやる心。
古臭いかもしれないけど、私はこういうの好きです。
しかし長かった。
読み終えて結末にホッとしたけど、読みきったことにも安心してしまった。
2019年3月28日
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スイート・マイホーム
- 神津凛子
- 講談社 / 2019年1月12日発売
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主人公が五里霧中をさまよっている感じが、読んでいて不安や恐怖となって伝わってきた。
ただ、面白かったか、人に勧めたいかとなると…。
帯を見てこれは余程ゾクゾクできるのではと期待しすぎたのが良くなかった。
個人的に読後感が悪い作品が好みでないのもあるが、ストーリーの展開にそれほど衝撃を受けなかった。
途中一度ゾクッとした場面が自分の中でのピークだったのが物足りなくて残念。
2019年3月27日
非常に読みやすい。
初めて北欧神話に触れたがこれほど明快な入門書はないのではないか。
巻末にある用語集も役に立ってありがたかった。
2019年3月22日
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青の数学 (新潮文庫nex)
- 王城夕紀
- 新潮社 / 2016年7月28日発売
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数学をテーマとした青春小説。
テーマがシンプルなだけに読み易い。
「なぜ数学をするのか?」という問いを通して「なぜ生きるのか?」と暗に読者に問いかける。
自問を繰り返しながらも、ひたすら数学と向き合い続ける主人公の姿勢からヒントが見つかるかもしれない。
ストーリーに起伏が少なく、物足りなさを感じてしまったのが惜しい。
また登場人物の内面が見えにくく、想像で補完する読み方になってしまったのが少し残念。
2017年1月14日
暗号ミステリとしてこの上ない完成度。
巧みな設定・場面づくりに思わず引き込まれる。
こんなに美しい暗号は初めて見た。
じっくり読み返したくなる一冊。
2017年1月13日