東京第一銀行事務部調査役の相馬健とコンビを組む狂咲(くるいざき)こと花咲舞が、事務処理に問題を抱える支店を個別に指導し解決に導いていくお話です。
この「問題を抱える支店を個別に指導し解決に導いていく」仕事のことを臨店(りんてん)というのですが、この言葉自体本書で初めて知りました。
行った先々で様々な問題や事件が勃発しますが、それらを解決に導いていくとともに悪人どもを懲らしめていきます。言ってみれば水戸黄門のような話がしばらく続きます。印籠の代わりに花咲舞のビンタかひじ鉄が飛び出せば事件は解決です。
全八話の短編集になっていて、水戸黄門の様な話が何話か続いた後に最後の方で趣向を変えた話も入っていて非常に読みやすいです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月10日
- 読了日 : 2021年5月10日
- 本棚登録日 : 2021年5月10日
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