硝子戸の中 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1952年7月22日発売)
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本棚登録 : 1647
感想 : 162
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昔の作家と読者の距離感が、近すぎて怖い。
自分の人生を元ネタに小説を書いてくれとか
『ミザリー』もかくや(°_°)
それでまた、そういう人たちにも
真面目に相手をする漱石がすごいわ。
こうやって随筆の「元ネタ」にしてるしね。

子供時分の思い出から、執筆状況や
今の暮らしについて感じること
あちこち話題を飛ばしながら
思いついた時に書きつけていたのかなぁ。
なんだかこの文豪が
弟子たちに愛されていた理由がわかる気がする。
読んでいて、ちょっと好きになりましたもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2022年8月21日
読了日 : 2022年8月3日
本棚登録日 : 2022年8月21日

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