能登を舞台とした民話調怪談。
能登弁で書かれていて、慣れていないとちょっと読みにくいが、それがまた地方の怪異を醸し出し、ジリジリと怖さが滲み寄ってくる気がする。村上豊さんの絵も昔話を彷彿とさせるのだが、話はバサリと突き放される冷たさがある。
「箪笥」の理由のわからない怖さが良い。情景を思い浮かべてみるとホント怖い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2019年1月22日
- 読了日 : 2019年1月22日
- 本棚登録日 : 2019年1月22日
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