「退化」の進化学―ヒトにのこる進化の足跡 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2006年12月20日発売)
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本棚登録 : 161
感想 : 14
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種の数を増やすようなDNAの変異が進化であり、退化であるはず。したがって、そもそも進化と退化は区別できないはず。この本はこのような主張がバックボーンにあると思われる。つまり、使われなくなった機能は失われていくのであるが、その機能視点で見るとこの変異は退化。しかし、必要性のない機能をなくしてシンプルさを維持したり、エネルギー効率を良くしたりすることは進化。そういう事例がたくさん出ていて面白いが、「耳が動く」ことや、「親知らずが4 本生える」ことは旧人類であることを示しているたしい。この二つの特徴を持つ私って。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年10月23日
読了日 : 2007年8月20日
本棚登録日 : 2018年10月23日

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